第64回「デザインは武器になる~瀬ト内クリエイター 村上モリロー~」

今回は、地域を動かそうと活動する「人」にスポットを当てた
人物ドキュメンタリーです。

いいものを作っているのに売れない、自社の強みが分からない…
地方の中小企業が抱えるそんな悩みを「デザイン」の力で解決しようと取り組む男性がいます。
高松市のデザイナー、クリエイティブディレクターの村上モリローさん(41)。
企業や商品のロゴやパッケージのデザインにとどまらず、
課題の分析から商品開発、宣伝まで幅広く手掛けています。
また、 クリエイティブ集団「瀬ト内工芸ズ。」の部長を務めるなど、
地域で「クリエイティブ」の価値を高めようという活動も積極的に行っています。

番組では、村上モリローさんの仕事や活動に1年以上密着。
関わった企業や商品、人々の「変化」を追うとともに、
村上さんのプロ意識や情熱の原点に迫ります。

第63回「この矢は折れない~地域プロチームを自分ごと化~」

野球、サッカー、バスケ、アイスホッケー。
香川県には4つのプロスポーツチームがありますが、
集客面ではいずれも課題を抱えています。
そんな中、2月に小豆島で行われたプロバスケ公式戦では
島民らで結成した盛り上げ隊「小豆島アローズ」が
試合を「みんなでつくる」ことを目標に掲げました。

中心となったのは、小豆島スポーティーズの渡部勝之さん。
かつてファイブアローズの球団運営に携わっていましたが、
経営難の中、チームを離れ、小豆島に移住した人物です。
渡部さんが提案するのは、球団と地域の人が
「サービスの提供者」と「受け手」になる関係ではなく
皆が作り手になって、チームや試合を
「自分ごと化」するという新たな関係です。
数々のユニークな取り組みと、関わった島民、球団スタッフの変化。
そして、渡部さんの思いに迫ります。

第62回「ともに学ぶ ~岡山自主夜間中学の1年~」

今回の報・動・力はドキュメンタリーをお送りします。

2017年、岡山に初めて誕生した「自主夜間中学」。
ここには戦後の混乱や貧困・不登校など、様々な事情で学べなかった人たちが、
年齢も国籍も関係なく「学び直し」の場を求めて集まってきます。
「分数ができた!」
「ローマ字が書けた!」
スタート当初は、誰もいなかった教室が、今は熱気に包まれています。

「学ぶことは生きること。」 代表の現役教師・城之内さんはこう話します。

1年間の密着取材で見えてきた「学び直し」から生まれた想いやつながり。
夜間中学の意義や可能性、課題について考えます。

第61回「西日本豪雨~救えたはずの命~」

岡山県に甚大な被害をもたらした西日本豪雨から1カ月にあわせ、
緊急生放送でお伝えします。
大規模浸水はどのように起き、人々の生死を分けたものは何だったのか?
生存者の証言や遺族の声、浸水のメカニズムを検証する専門家の意見も交え、
将来の災害への備えを考えます。

<出演>
多賀 公人
辻 紗樹(KSBアナウンサー)

ほか

第60回「灯を絶やすな!街の本屋さんの生き残り策は」

本離れによる出版不況やインターネット書店の台頭などで、全国的に苦境に立たされる街の本屋さん。
全国の書店の数は、この18年で半数近くまで減少。
また、出版取次大手「トーハン」の去年7月のまとめによると、
売り場を持つ書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」は
全国に420あり、全体の2割強にのぼります。

地域の暮らしを支えてきた街の本屋さんはこのまま消えゆく運命なのか…?

番組では、書店を取り巻く現状を伝えるとともに、
書店が消えた町、書店を復活させた町、個性派書店の取り組みなどを取材。
岡山、香川の若手書店経営者、書店事情に詳しい作家を招いたトークを通じ、
街の本屋さんの「存在意義」や「生き残り策」を考えます。

<出演>
多賀 公人
辻 紗樹(KSBアナウンサー)

中村勇亮さん(本屋ルヌガンガ/高松市)
大森知弘さん(広谷屋/岡山市)
増山実さん(作家)

星野渉さん(文化通信社 編集長)
ほか

<取材した書店>
高橋天龍堂書店(丸亀市)
宮脇書店総本店(高松市)
いわた書店(北海道)
留萌ブックセンターby三省堂書店(北海道)
歌舞伎町ブックセンター(東京都)
ほか

第59回「あなたの備えは?地震列島を生きる」

東日本大震災から7年。
多くの人の命を奪った災害は、
我々に震災との向き合い方を考え直させるものだった。

30年以内に70~80%の確率で
発生するとされている南海トラフ地震は
太平洋沿岸を中心に甚大な被害が予想されている。

災害が少ないと言われる岡山・香川はどうか。
防災拠点の耐震化が進まないなど、意識の低さが表れているが
南海トラフ以外にも様々な危険性をはらんでいる。

宮城、高知、そして岡山・香川の人々が震災とどう向き合っているのか
キャスターが各地を訪ね歩く。

<出演>
多賀公人
松木梨菜(KSBアナウンサー)
辻 紗樹(KSBアナウンサー)

長谷川修一さん(香川大学工学部長)
黒田則男さん(高知市 種崎地区津波防災検討会会長)
高知市立南海中学校 NSP実行委員会の皆さん

遠藤重幸さん(宮城・南三陸町住民)
三浦勝治さん(宮城・桂島住民)
岩崎正朔さん(丸亀市 川西地区防災会会長)

ほか

第58回「つなぐ!巻き込む!クラウドファンディング」

インターネットを通じて不特定多数の支援者から出資を募る
「クラウドファンディング」。年々市場が拡大しているものの、
「知ってはいるけど、実際やってみようとは思わない」という人が
まだ多いのが現状です。

そこで番組では、岡山・香川を舞台に行われた
クラウドファンディングの事例を紹介。
プロジェクトリーダーやサイト運営者によるトークを通じて
成功の秘訣や可能性を探ります。

また、発行部数30万部を超える大ヒット絵本を手がけた
キングコング西野亮廣さんに、クラウドファンディングを活用した
「ファン作り」の戦略も聞きました。

<出演>
多賀 公人
辻 紗樹(KSBアナウンサー)

渡部 勝之さん(小豆島スポーティーズ 事務局長)
上塩 浩子さん(湯原温泉八景 女将)
本広 克行さん(映画監督 さぬき映画祭ディレクター)
真鍋 有紀子さん(FAAVO香川 代表)

伊藤 萌子さん(香川大学工学部4年生)

キングコング 西野亮廣さん(芸人・絵本作家)
ほか

第57回「新しいまちづくり!岡山市中心部の再開発」

岡山市中心部で再開発の計画が目白押しです。
2014年12月のイオンモール岡山の開業もひとつの起爆剤となり、
JR岡山駅周辺の東口、西口、イトーヨーカドー跡地、岡ビル百貨店、
千日前の新市民会館など、中心市街地は大きく変貌しようとしています。
また、年の瀬も押し迫った先月末、懸案だったイトーヨーカドー岡山店跡地の
再開発計画も発表になりました。

再開発を市民生活の向上につなげていくためには何が必要なのか?
番組では、岡山の地域経済やまちづくりに詳しいゲストを招き
現在進行中の再開発計画・検討地域の現場をつぶさに観察していきます。
また、まちづくりのヒントを探るべく「歩いて楽しいまち」をめざす京都市も取材。
岡山市中心部の再開発が抱える問題点や課題、将来像について考えます。

<出演>
多賀公人
松木梨菜(KSBアナウンサー)
松本 晃さん(日本政策投資銀行)
ほか

第56回「世界アスリートを生み出すには何が必要か?」

今回の報・動・力は、東京オリンピックをはじめ、世界で活躍できるアスリートを
岡山、香川から輩出するためには何が必要かを考えます。
才能の発掘、指導者との出会い、そして練習環境…選手や保護者の本音は?
多彩なゲストによる討論のほか、大きな可能性を秘めた岡山・香川の
若きアスリートも紹介します!
そして、岡山が生んだスーパースター、元フィギュアスケート選手の高橋大輔さんによる
「世界で戦うための提言」とは?

<出演>
多賀公人
辻紗樹(KSBアナウンサー)

<討論ゲスト>
二宮清純さん(スポーツジャーナリスト)
植田辰哉さん(元バレー日本代表監督)
佐々木美行さん(高橋大輔さんを育てた倉敷FSC監督)
渡辺浩三さん(香川県教育委員会 保健体育課長)
今井裕之さん(おかやまジュニア体操スクールコーチ)

<VTR取材>
喜田純鈴さん(新体操)
石井久継君(サッカー)
丸川智弘君、面手凛さん(卓球)
牧大晃君(男子バレーボール)
岡慎之助君(体操)
森田遥さん(女子プロゴルファー)

<スペシャルゲスト>
高橋大輔さん(フィギュアスケート バンクーバー五輪銅メダリスト)

第55回「農業ニューウエーブ 食と農を結ぶ挑戦」

果物大国と言われている岡山。
マスカットや白桃は全国の市場や百貨店で高値がついています。
しかし、岡山でも農家の高齢化や継承の壁は高く
作付け面積も減っているのが現状です。
今回は岡山のブランド力を生かし、新しい風を吹かせたい!と
熱い思いでマーケットを広げている「おいしい」商品開発を紹介します。

ワインのためのブドウ作りにこだわった「岡山県産ワイン」
高値ではない桃やブドウにスポットをあてた独自の「コラーゲンゼリー」
有名産地ではない「岡山県産茶」の生き残りをかけた戦略。
そして町おこしのために始まった「リンゴ」栽培の再生にかける若者。

「食と農」を結びつける新しい試みから 農業の未来を探ります。

<出演>
多賀公人
辻紗樹(KSBアナウンサー)
domaine tetta 高橋竜太さん
果実工房 平野幸司さん
引両紋 青山雅史さん
農業ジャーナリスト 青山浩子さん
元佐伯観光りんご園担当 若旅啓太さん