第72回「香川県独立の父・中野武営
~渋沢栄一の右腕と呼ばれた男~」

中野武営は明治維新後、徳島や愛媛に合併された香川の独立に尽力した他渋沢栄一の後任として東京商工会議所の会頭を13年務めるなど中央の政財界でも活躍。その生涯を顕彰。

香川県独立の父と呼ばれる中野武営は明治維新後香川県の独立に貢献した他銀行や鉄道、電力会社、新聞社の設立など地元の経済基盤の礎を築きます。また中央では渋沢栄一の後任として東京商工会議所の会頭を13年も務めた他政治家としても活躍します。しかしこの中野武営の事を知る人はいません。高松藩勘定奉行の家に生まれ清廉潔白で武士の志を持った武営を「ラストサムライ」と呼ぶ人もいます。その武営の功績・人物像に迫ります。

<出演>

佐賀香織(政治学者)

松平頼武(高松松平家第14代当主)

田山泰三(郷土史家)

酒井秀樹 ほか

第71回「私たちの輝く舞台
~新型コロナ禍で励んだ 高校最後の部活の記録~」

「無念だな」「悔しい」
そんな言葉が飛び交った―

新型コロナウイルスの影響で全国大会は軒並み「中止」に。
部活に励む高校3年生は最後にして最大の舞台を失った。

そんな彼らに用意された「代替大会」
全国大会にはつながらないが、3年生にはつけなくてはいけない「区切り」があった。
ある者は「自分の弱さ」に、ある者は「ライバル関係」に、またある者は「競技人生」に。
制約がある中で練習を重ねた最後の時間。
記録や成績がすべてではない。彼らの最後の姿を追った。

影響を受けたのは運動部だけではない。
全日本吹奏楽コンクールで3年連続金賞を受賞している強豪校の吹奏楽部。
しばらくは「密」を避けての練習が続いた。
ある生徒は「オーケストラみたいな演奏を―」
下宿生活を送る生徒は「親への感謝を―」
それぞれの思いが交わって彼らが最後に奏でた音は―