第68回「検証 ゲーム条例」

今年3月、香川県議会で成立した全国初の「ネット・ゲーム依存症対策条例」。
子どもがインターネットやゲームの依存症になることを防ぐための
自治体や学校、保護者の「責務」を定めたこの条例。

18歳未満のゲームの利用時間を
「1日60分(休日90分)まで」とする目安が盛り込まれ、
意見公募での賛成意見「水増し疑惑」が浮上するなど
全国的に注目を集めている。

県内在住の高校生が「憲法違反」だとして訴訟の準備を進め、
県弁護士会も「廃止」を求める会長声明を発表するなど、
施行後もその是非が問われる異例の条例。

導入を目指した背景や狙い、条例の中身と、
制定過程の問題点について改めて検証する。