子どもたちの今を伝える「こどもミライパーク」 全国的にじんわり広がる“定期テスト廃止”について
瀧川奈津希です。
毎週火曜日、News Park KSBでは
子どもたちの今を伝える、
「こどもミライパーク」をお届けしています。
きのうは「定期テスト廃止」について取り上げました。
今、全国的にじんわりと広がっているこの動き。
赤磐市でも昨年度本格的に定期テストを廃止した中学校があります。
「一夜漬け」「山を張る」などの勉強になる懸念がある
学習範囲が広い「定期テスト」を廃止し
代わりに、小まめに学習理解を確認する「単元テスト」を実施しています。
これにより日常的に学習習慣を身に付けてもらうことなどが狙いだということです。
実際に生徒たちに聞いてみると、
自宅での勉強頻度も上がり、
一夜漬けの勉強からは脱け出せていると話してくれました。
さらに、単元テストは2教科まで「再チャレンジ」が可能で
挑戦するかどうかは生徒自身が判断できます。
理解不足の箇所・苦手科目に絞り、主体的に勉強してもらうことを目的にしています。
私が中高生だったときは「当たり前」だったものが見直される時代。
予測不能な時代の中で、物事を柔軟に受け止め、当たり前を変える勇気を持ち、
何がいいのかを自分で判断・考える力が必要とされているんだなと、教育現場から感じました。