新店続々！さぬき市に魅力を感じた移住者がカフェを開店【香川県】

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さぬき市で2023年にオープンしたカフェを紹介します。
店を営むのは、さぬき市に魅力を感じて移住してきた人たちです。

午後4時まで「朝ごはん」が食べられる！レトロな物が集まるカフェ

荻津アナウンサーが訪れたのは、さぬき市津田地区に2023年11月にオープンした「暮らし商店ごんべや」です。

（KSBアナウンサー/荻津 尚輝）
「オシャレな店内です！椅子やミシンなど、歴史を感じるものがたくさんあります」

店主の山畠柊希さんに聞くと、この店の売りは『朝食』だそうです。

（暮らし商店ごんべや 店主/山畠 柊希さん）
「津田の海から朝日が上がってくるという町で、『朝が似合う町』というのを知って。でも現状朝ごはんを食べられるお店がなかったので、この町にそういった店があればより楽しい町になるのかなと思いました」

ベーコンエッグな朝ごはん（900円）には、自家製のベーコンを使ったベーコンエッグとご飯、みそ汁などが付いています。

（KSBアナウンサー/荻津 尚輝）
「ベーコンにしっかり味が付いていておいしいです！レトロな空間でのご飯。ぜいたくな気分を味わえます」

「朝食セット」は朝だけでなく、午後４時までの営業時間内であればいつでも食べられます！

「暮らし商店ごんべや」には飲食店以外の顔も。

店の奥には山畠さんが集めたレトロな品が約1000点販売されています。

日常生活で使われていた食器や、「たばこ」と書かれた看板、大きな氷を入れて使っていた冷蔵庫などのいろいろな「懐かしいもの」が並んでいます。

（暮らし商店ごんべや 店主/山畠 柊希さん）
「不用品回収とかの仕事をすることがあって、その時に僕が好きな古道具が捨てられちゃっている現実を知って、もったいないと思って自分で店をやろうとなりました」

山畠さんは大阪府出身で、愛知や長野で暮らした後、2021年に香川県に移住。
その後、妻の瞳さん（東京都出身）とともに香川県内各地を巡りました。

そして、さぬき市の津田地区で地元の人と話をするうちに「この場所に住みたい」と感じるようになったそうです。

（暮らし商店ごんべや 店主/山畠 柊希さん）
「若くて個人で頑張っている方が応援し合えるような町とか、新しい挑戦を応援してくれるような雰囲気が魅力に感じました」

山畠さんは、知人に紹介された元「呉服店」をリノベーションして店を開くことを決心。
改修費用などを集めるために2023年8月31日から1カ月間、クラウドファンディングを行いました。
その結果、目標の150万円を超える寄付が集まりました。

改修作業は地元の人たちも協力してくれたそうです。

（暮らし商店ごんべや 店主/山畠 柊希さん）
「クラウドファンディングしながら、一緒に作り上げた空間なので頑張らないといけないですね」

「暮らし商店ごんべや」は、2月までは月～水曜日が定休日、3月～12月は月曜日と火曜日が定休日です。

高松市の「ジャンキーノンキー」が海が見える場所に移転オープン

さぬき市小田の海岸沿いには、「ジャンキーノンキー」という店が2023年7月23日に移転オープンしました。

ベーグルやフォカッチャを使ったサンドイッチなどを味わえる店で、メニューは季節などに合わせて変えているそうです。

「ジャンキーノンキー」は、約10年前から高松市の仏生山町や錦町などで営業していましたが、3年半前に起きたことがきっかけとなり、移転を決めたとのことです。

（ジャンキーノンキー 店主/大谷 あゆみ さん）
「父が闘病している時に私も元気がなかった時期があって、仲の良い農家さんが『元気が出るから』と言って、ここの海に連れて来てくれて。通っているうちに本当にすごく元気が出てきて『ここに住みたいな』と思っていたら、この家に売家という張り紙が出ていました。人生で一番大きな衝動買いです」

空き家をリノベーションするときには、海が見えやすいよう工夫したそうです。

（ジャンキーノンキー 店主/大谷 あゆみ さん）
「海が見えるように一面窓を作ることにしました。テーブル席に座っても、カウンター席に座っても海が見える高さを考えました」

（ジャンキーノンキー 店主/大谷 あゆみ さん）
「忙しい人が多いなっていつも思うんですけど、遠くにあるこの店にわざわざ来てくれた時は、海を見たりこの辺りを散歩したりしてゆったりしてほしいなと思います」

ジャンキーノンキーは1月中は休みで、2月以降に営業を再開する予定です。