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【岡山・津山市】松月氷室で作る天然氷のかき氷、清流の流しそうめんなど 「涼」を感じるスポットを紹介!

岡山・香川の話題のモノやスポットを紹介する「いまココ!ナビ」
今回は、涼を求めて岡山県津山市を散策しました。

「横野滝」で残暑を忘れて

横野滝は、吉井川の支流、横野川の渓谷にあります。

一の滝
二の滝

清らかに流れ落ちる「一の滝」、清涼感あふれる落差15mの「二の滝」

三の滝

そして「三の滝」は、最大落差36mを誇り、三段に水が滑り降ります。

横野滝はそれぞれに趣のある三つの滝からなり、「津山の奥座敷」としても親しまれています。

ここでは残暑も街の喧騒も忘れることができます。

自然を満喫しながら「もみじ亭」で名物グルメを堪能

訪れたのは「二の滝」のふもとにある「もみじ亭」。樹齢400年といわれるもみじの大木が迎えてくれます。

名物その1「流しそうめん」

「もみじ亭」の名物は、清流を楽しみながらいただく流しそうめん

流しそうめん(2人前 1000円)

記者  「このそうめんのおいしさの秘密はなんですか?」
津本さん「温度の低い、10℃以下の水でいただくというのがおいしさが増します」
記者  「これは清流の水を利用しているんですか?」
津本さん「そうです。つゆは、日本そばの関東の名店の方につゆの作り方を教わりまして、それをご賞味いただいています」

川のせせらぎを聞きながら食べる流しそうめんは最高です。

名物その2「ジンギスカン」

「もみじ亭」もう一つの名物は「ジンギスカン」。ラム肉に地元の新鮮野菜ボリュームいっぱいです。

ジンギスカン(2人前 3000円)

記者  「お肉は厚めで、タレがおいしいです。濃厚な感じがします」
津本さん「特製の手法で作っていてある程度の期間寝かせています」
記者  「すごくお肉とマッチしてなじんでおいしいです」

「流しそうめん」に「ジンギスカン」、「もみじ亭」では自然を満喫しながらいただけます。

もみじ亭

住所
津山市上横野2135
営業時間
正午~午後3時まで(定休日 金曜日)

約200年の歴史「横野和紙」の紙すき体験

横野川を下り、次に訪れたのは手すき和紙「横野和紙」を製造する「上田手漉和紙工場」。

江戸時代の文化年間津山松平家の御用紙をすくことを拝命したのが「横野和紙」の始まりとされています。

7代目の上田康正さんは、約200年の歴史を守り「横野和紙」を作り続けています。

ミツマタ
ミツマタを水に漬けて柔らかくし黒皮をそぎ落とす

「横野和紙」の原料は、主に県内で採れるミツマタ。
ミツマタを水に漬けて柔らかくし黒皮をそぎ落とします。石灰などを加えて煮ることによって繊維をほぐします。そして川で洗い、さらしてあくを抜くなど10以上の工程を経て紙すき作業が行われます。

和紙作りの多くの工程では、が重要な役割を果たします。まさに、「横野和紙」は横野川の清流に育まれ生まれます。

『横野和紙』と言えば『箔合紙』。すごく薄くて透けて見えますが、強度はかなりあるんです」

「箔合紙」とは1万分の1ミリにまで延ばされるという、貴重で繊細な金箔を1枚ずつ挟んで守るための和紙です。表面が滑らかでかつ「金箔とつかず離れず」の性質を備えていることが求められます。
製造するには非常に高い技術が求められます。
  

(上田手漉和紙工場/上田康正さん)
「1枚ずつ均等にするというのも難しいですが、それを1日通して同じような紙をすくというのは非常に難しい。(Q.こつは?)こつは無いですね。経験だけです。使ってもらえる方がいるのでその方に何とか応えられるようにもっともっといい紙を作れるように頑張っています」

工場には「箔合紙」で作られた便せんやベンガラ染めの和紙などいろいろな和紙の製品が販売されています。

紙すき体験 700円(土曜日 要予約)

また土曜日には、実際に紙すき体験ができます。(料金:700円、要予約)

上田手漉和紙工場

住所
岡山県津山市上横野1874
営業時間
午前10時~午後4時(定休日 日曜日)

希少!「松月氷室」天然氷でかき氷を味わう

横野川を下り次に向かったのは、結婚式場の「THE HILLSHOUSE TSUYAMA」です。こちらのカフェでは希少な天然氷のかき氷を味わえます。

記者「これがこちらで味わえる希少な天然氷。日光の『松月氷室』の天然氷です」

「松月氷室」の天然氷は明治時代に造られた氷池に山の湧き水を引き入れ冬の寒さを利用して作られます。落ち葉や雪などを取り除きながら手間暇かけて大切に育てられた氷です。

天然氷のフワフワな食感を引き出すため、空気を包み込むように氷をかき落とします。

プレミアム和氷―天然氷―(1562円)

記者  「シロップと練乳がしっかりとかかっていて、濃厚なんですけどスッキリした甘さで天然氷の味を楽しむことができます」
谷口さん「上にものっていまして、中にもあんこが入っているんですけどこちらは県北で有名なあんこや『ぺ』さんのこだわりの詰まったあんこを使用させていただいております。抹茶のシロップは、宇治抹茶を使用していまして自家製シロップできび砂糖を使っていてからだに優しい味となっています」

その他にも「THE HILLSHOUSE TSUYAMA」では季節の果物を使用したかき氷なども味わえます。

桃氷―天然氷―(1694円)

地元産のフレッシュな桃を使用した「桃氷」は、旬な桃の風味を楽しむことができます。

『松月氷室』の天然氷のかき氷は9月中旬まで楽しむことが出来るということです。

THE HILLSHOUSE TSUYAMA

住所
岡山県津山市大田831(グリーンヒルズ内)
営業時間
午前11時~午後5時(定休日 火・第3水曜日)

涼を求めて、皆さんも津山市を散策してみてはいかがでしょうか。

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