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ボルダリングは「思考力」が身に付く!? 子どもの習い事として注目される理由は?

毎日の暮らしに役立つ情報をお届けする「くらしのアイデアパーク」。
今回は、子どもたちの習い事としてジワジワと注目度が高まっている「ボルダリング」を紹介します!

「ボルダリング」人気が高まったきっかけ

ホールドと呼ばれる小さな突起物を掴んで壁を登るスポーツ「ボルダリング」
四国最大級の広さを誇る「香川クライミングジムiTTE」では、10人ほどの子どもたちが定期的に利用しています。

ボルダリング歴3年/杉原くるみさん

「高いところは怖いけど、登るのは好き」     

去年始めた/三枝由季さん

「オリンピック見てから」

このほか、体験に来る子どもたちもいますが、最近はそのきっかけに変化がみられるそうです。

(香川クライミングジムiTTE/日高隆明さん)
「コロナで大変な時期で、学校でもクラブとか部活が中止になって。そういう子どもたちが、体動かすためにうちに来たりとかというパターンが最近多い」

クライミングジャーナリストの植田幹也さんによると、ボルダリングは2010年頃の登山ブームを機に徐々に人気が高まりました。
そして、東京オリンピックで「スポーツクライミング」として正式種目に追加されたことがさらに人気を押し上げたとみています。

ボルダリングなどができるクライミングジムの数を植田さんが調べた結果、2020年は全国で666軒。2014年と比べると2倍ほどになったそうです。

ボルダリングが習い事として注目される理由は?

全身運動で体力アップ!

ボルダリング初心者の瀧川奈津希アナウンサーが、まず初級コースに挑戦。
このコースでは緑色のホールドだけを手で掴みながら登ります。

日高さん「バランスが悪いところで重心をコントロールするのに体幹を使うし、バランス感覚もすごくいるのでそういった面も鍛えられると思います」
瀧川アナ「まだ1回登っただけなんですけど、かなり来てますプルプルしますね」
日高さん「ほかのスポーツやるときも基礎体力がつくので、何やってもできるような感じになってきます」

小学1年の三枝さんがボルダリングを始めた理由の1つもこの体力づくりでした。

(由季さんの父/三枝剛さん)
「腕の力とか全身使うようなスポーツなので、体力づくりというか。落ちても全然(下が)柔らかいので安心して見ていられます」

競技歴3年の杉原くるみさんも「筋肉がついた。バランスがよくなった」といいます。

思考力が身につく!?

次は、難易度を上げて挑戦。今度は、手も足も同じ色のホールドしか使えません。

(実況:宮川周三アナウンサー)
「さぁ始まりました。まずは右足を伸ばした。そして右腕も伸ばしていきましたが……そして…あれ?止まりました。あーっと、ここでギブアップ。早い、早すぎる!」

ボルダリングは、足運びや、どういう手順で行くかとか大切です。

今度はよく壁を観察してじっくり作戦を練ることに。
「左足こうかけて、右手伸ばして…」

 (実況:宮川周三アナウンサー)
「滑り止めのチョークを両手につけ、ホールドを確認!今度はどうか!右足の位置を変えて先ほどと同じような態勢……あっという間にゴールしました!」

(香川クライミングジムiTTE/日高隆明さん)
「クライミングは自分の体を使った力学そのものなので、重心の位置を考えながらより効率的な力の使い方を考えて登っていくことが重要です。思考力、判断力、イメージ力そういう脳の機能を使いながら登っていくのがポイントです」

(由季さんの父/三枝剛さん)
「次どこ掴めばいいのかというのを試行錯誤しているようです。私もやってみて思ったんですが、自分ひとりでやらないといけないスポーツなので考える力もある程度つくんじゃないかなと思います」

チャレンジ精神で心も強く

(香川クライミングジムiTTE/日高隆明さん)
「登る度に別の課題があって、次々クリアできる快感があってそういう楽しみを覚える子が多く、成長を実感できる。成功体験をこつこつ積み重ねながらだんだん成長していく」

ボルダリングを体験したことがある人は―

Park KSBアプリではボルダリングをやったことがあるという人にその感想を聞いてみました。

「子どもと一緒に数回やった。考えながら全身を使うので思うより疲れた」(岡山市 40代男性)
「何かパズルをしているような感覚でした」(岡山市 50代女性)
「思いの外楽しくてリピーターになりました」(浅口市 30代女性)

何か新しいことを始めたいと思われている方は参考にしてみてください。

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