「THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022」岡山でドラえもんの魅力を現代アートで伝える展覧会が開幕
ドラえもんの魅力を現代アートで伝える展覧会「THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022」が、岡山県立美術館で始まりました。
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村上隆「あんなこといいな 出来たらいいな」
会場に入ってすぐの場所には、大きな作品が待ち受けています。村上隆さんの作品「あんなこといいな 出来たらいいな」です。
縦3m、横6mのキャンバスに、ドラえもんのいろいろなシーンが描かれていて「こんなキャラクターがいたな」とどこを見ても楽しめます。
こちらの作品は写真撮影もOK!
瀧川アナはお気に入りの「のび太と恐竜」の前で、素敵な写真が撮ることができました。
案内してくださる岡山県立美術館の学芸員・橋村直樹さんです
瀧川アナ「同じドラえもんというモチーフでも、たくさんの世界観がありますね」
橋村さん「この展覧会では、『あなたのどらえもんをつくってください』という依頼を受けた、現代美術シーンで活躍するアーティストたちが、様々な技法やアイデアを使って、新しいアート作品をつくってくださっています」
梅佳代「私の家のドラえもんの写真」
おじいちゃんがドラえもんの漫画を読んだ一幕などを切り取っていて、見ているとほっこりする作品です。
また、壁には作品を手掛けた梅佳代さんが会場を訪れた際、展示作業中に直筆で描いた絵もあるんですよ。
西尾康之「OPTICAL APPARITION」
続いてご紹介するのは、西尾康之さんの作品「OPTICAL APPARITION」
橋村さん「彫刻という実体に、プロジェクションマッピングという虚像を映して、『実像と虚像の間』ということをテーマに表現している作品です」
そして裏側を覗いてみると…
橋村さん「内部構造を表現しています。『機械と生命の間』という存在が表現されています」
瀧川アナ「彫刻という立体作品だからこそ、光が当たると生命が吹き込まれたように感じますね」
中塚翠涛「光と影」
こちらは「映画 ドラえもん」の一幕をモチーフにしている作品。こちらを描かれた中塚翠涛さんにお越しいただいています。
倉敷市出身の書家・中塚さんは、2020年にNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の題字を担当され、幅広く活躍されています。
瀧川アナ「こちらに、影から覗いているような、ドラえもんに似たキャラクターがいますが…」
中塚さん「『楽えもん』といって、『楽しい』という文字と『ドラえもん』を掛け合わせた、私のオリジナルのキャラクターです。ドラえもんは四次元ポケットが1つなんですけれども、楽えもんは2つ四次元ポケットがあったり、いろいろと自分の願いが叶うキャラクターになっています」
瀧川アナ「気になっちゃったのですが、ここに隠れドラちゃんいますよね?」
中塚さん「この作品は『のび太の日本誕生』というお話をモチーフにしています。7万年前にタイムスリップしたドラえもんとのび太たちが、ヒカリ族の子たちを儒教の教えに基づいて種を植えてきたんじゃないかという思いで、ドラえもんたちがここからヒカリ族を引き出してくるようなシーンを描いています」
瀧川アナ「未来からやってくるドラえもんと、過去からやってきた楽えもんが、ここで出会っているとも感じられますね」
中塚さん「そうですね、屏風っていうのは、右から左へ『過去から未来』という表現をすることができるので、そのようなものも屏風の中で表現できてらいいなと思っています」
28組のアーティストが独自に解釈した「ドラえもん」
他にも「ドラえもん」を28組のアーティストが独自に解釈していて、個性あふれるユニークな作品が目白押しです。
会場ではグッズも充実していて、倉敷市のジーンズメーカーとドラえもんが初めてコラボした小物入れや、展覧会でしか買えない商品もあるということです
「THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022」は岡山県立美術館で開催中です。駐車場には限りがあるため公共交通機関などでお越し下さい
「THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022」の詳しい情報はコチラから
https://www.ksb.co.jp/thedoraemontenokayama2022/