【倉敷市真備町】少しずつ復興が進む真備町で新たな店が続々オープン
今回は、西日本豪雨からまもなく3年を迎える倉敷市真備町を訪ねました。
少しずつ復興が進む真備町に新たな店を構える人が増えています。
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復興の“架け橋”へ ボランティアがきっかけのこだわりコーヒー店
倉敷市真備町有井におととし11月オープンしたCAFE BRIDGE。
アンティーク調のおしゃれな店内で、オーナーの竹内雄哉さんこだわりのコーヒーが楽しめます。
「初めはコーヒーが専門のお店でしたが、今ももちろんコーヒーは常にこだわり続けてランチメニューだとかスイーツメニューもすべて手作りで皆さんに少しでも何か伝わればいいな」という竹内さん。
ボリュームたっぷりのランチメニュー ロコモコは地元の人から人気を集めています。
倉敷市水島で生まれ育った竹内さん。
西日本豪雨で被災した友人の実家にボランティアで訪れたのが、真備町との最初の縁でした。
「本当にあの頃、まだもう少し店も少なくてという感じでしたが、その中でもみんなが一丸となって復興に向けて頑張っていこうみたいな雰囲気がすごく素敵だったのをすごく覚えています」
オープンからおよそ1年半、店のすぐそばの有井橋は4月から2年間のかけかえ工事が始まり全面通行止めに。
営業的には苦しい状況ですが近所の店の人たちとともに乗り越えます。
カフェブリッジでは暑くなるこの時期、シロップをぜいたくにかけたかき氷がSNSなどで人気です。
食感もふわふわのかき氷を求めて、最近は真備町外からも多くの人が訪れます。
「お店に『BRIDGE』という名前をつけました。ほかの地域からたくさんの方が来てもらえたらいいなという思いも込めて、復興の“架け橋”といったら少し大きいですが、ちょっとでも何か真備が元気になってくれたらいいなと思います」
CAFE BRIDGE
- 住所
- 岡山県倉敷市真備町有井94
- 電話番号
- 080‐7102‐9785
- 営業日
- 定休日 火曜
- 営業時間
- 9:00〜17:00(L.O. 16:30)
- SNS
奈良から真備町へ 町のあたたかさに惹かれてやって来たスコーン専門店
西日本豪雨で2階まで浸水被害を受けた介護老人福祉施設「ライフタウンまび」。
その1階には、スコーン専門店「ここまーる」が去年8月にオープンしました。
テークアウトも人気のスコーンは全部で10種類。
「マカダミアナッツと ホワイトチョコ」はナッツの香ばしさと生地の甘さがマッチした一番人気の一品です。
奈良県でスコーン店を営んでいた保坂さんにとって全く縁のなかった真備町。
初めて訪れた時の町のあたたかさにひかれてやって来ました。
「いろんな方にお話を聞いても、建物とかは新しくなったりして町は新しく再生しているところはありますが、目に見えないところの復興の行き届いていないところがあるようです。
今でも自分が何かするということよりも町の人に助けられていることが多いので、ひとつずつ、少しずつでも力になれてお互いが助け合うことかできたら。何かしら違った形・新しい方向に向かっていくんじゃないかと思うので助けられながら頑張っていきたいです」
生まれ育った真備町で 人と人をつなぐ花店を
店内が色とりどりの花で彩られた「ここまーる」では、施設で暮らす高齢者などのために花の販売もしています。
近所のフラワーショップ「Link Flower」のものです。
「Link Flowerは「つながる」という意味があります。
お花を通じてお客さまとつながれてその輪が広がっていけばいいかなと思って」というのは、オーナーの宮地映海子さん。
もともとフラワーショップで働いていましたが、去年12月に独立して子どものころからの夢だった自分の店を構えました。
店を建てたのは真備町箭田の自宅の敷地。
自宅は西日本豪雨で2階まで浸水被害を受け、リフォームしました。
大きな被害を受けたこの地区で店を始める中で、大好きな花の「力」を感じています。
「とても悲しい出来事ではありましたが、自宅用にお花を買ってくださる方もたくさんおられますので、皆さん少しだけどゆとりが出てきたのかなと思います。
お花の力はすごくあると思うので、そういった面でも皆さんの力になれたら。まだ完全には復興できていないと思いますし、心の面でもまだ雨が降ったら怖いっていう気持ちはずっと取れないかなと思いますが、みんなで頑張っているので楽しく毎日過ごせたらなって思っています」
あの日からまもなく3年。
被災した人も外から来た人も、それぞれの思いを持って真備で新たな店を営んでいます。
その思いはつながり、復興への「芽」が確かに育ち始めています。