番組審議会Corporate Profile
第554回 瀬戸内海放送番組審議会
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開催日
- 2025年7月2日(水) 午後3時~午後4時
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内容
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報告事項
5月度 視聴者応答状況、その他
審議テーマ『地上波テレビとコンプライアンス~テレビの信頼回復にむけて~』
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報告事項
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出席委員
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<出席委員>
- 犬養 拓 委員長
- 泉谷 麻紀子 副委員長
- 琴陵 泰裕 委員
- 松尾 浩紀 委員
- 香西 志帆 委員
- 川西 章弘 委員
<リモート出席委員>- 前島 洋平 委員
<レポート出席委員>- 中山 芳一 委員
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主な意見
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『地上波テレビとコンプライアンス~テレビの信頼回復にむけて~』
- 制作サイドが「正しい情報を伝え、国民の知る権利に応えたい」という強い信念と矜持を持ち続けているのであれば、それはやがて骨太な番組制作へとつながるはずである。そして、その姿勢こそが、視聴者からの信頼を勝ち取る上で不可欠な要素であり、インターネットやSNSで不確かな情報が氾濫する時代だからこそ、テレビには「信頼できる情報源」としての役割がより一層求められているものと考える。
- 一般的にどの企業にも求められるようなコンプライアンスの規定、社内のガバナンスの体制を、実際に運用していくガイドラインや業務フローで整えられているのか、法律を網羅するような形でできているのか。特に内部統制に関わるようなところが、実は十分ではないのではないかと感じた。
- 地上波テレビは社会に対して大きな影響力を持つメディアであることから、今後もコンプライアンスと正しく向き合い、社会的責任を果たしていくことを期待する。
- 視聴率至上主義という文化があるのであれば、変えていく、変わっていく必要がある。また「面白い」とは何か、面白さの再定義をする必要があるのではないか。
- きちんとリサーチをした情報とそのプロセスこそがテレビ局の強み。長期的な目線を持って地域のことを考えていけば、必ず必要とされ信頼は自然と生まれると思う。
- テレビが面白くないというのは、コンプライアンスなどを過度に気にしすぎな部分もあるのではないか。価値観の多様性を受け入れるためにも、放送のガバナンスとは切り分けていかないといけない。
- コンプライアンス違反は起きない方がいいが、人が集まれば起きてしまうものだとも思う。基準をしっかり設けて、適切に運用して問題が起きた際にどうするかが大切である。素早い対応をしていけば大事故にならないし、防げる問題も多いのではないか。
- いろんなケースを見て、初動やその後の対応やコミュニケーションで間違ってると感じることが多い。原因の説明をきちんと誰にでもわかるように、社内でもしっかり調べた上で、起こったことがガラス張りに伝わるリサーチと言語化をすべき。
以上
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『地上波テレビとコンプライアンス~テレビの信頼回復にむけて~』