番組審議会Corporate Profile

第517回 瀬戸内海放送番組審議会

  • 開催日

    • 2021年11月11日(木) 午後3時~午後4時
  • 内容

    • 報告事項
      10月度視聴者応答状況、2021年4月から2021年9月の放送番組種別について、その他
      審議テーマ『テレメンタリー2021「ともに この国で~ベトナム人技能実習生の再出発~」』2021年10月2日(土)10時30分~11時00分放送
  • 出席委員

    • < 出席委員 >< レポート出席委員 >
      • 野﨑 泰彦 委員長
      • 西崎 明文 委員
      • 犬養 拓 委員
      • 木下 幸治 委員
      • 泉谷 麻紀子 委員
      • 琴陵 泰裕 委員
      以上6名
      • 藤原 加奈 副委員長
      • 本田 晃子 委員
  • 主な意見

    • 『テレメンタリー2021「ともに この国で~ベトナム人技能実習生の再出発~」』
      • 実習生を支援する方々の活動や強い想い、またベトナム人技能実習生の置かれている環境や心境を届けてくれたことで、技能実習生に対する考え方に変化があった視聴者は多かったのではないだろうか。
      • 技能実習生に求められている非人間的な労働条件を問い直すことが、われわれ自身の雇用や労働のありかたを問い直すことにつながるよく練られた内容であった。
      • 今後も、誤解や偏見を持たれやすい問題、当事者が社会的弱者であり声の上げにくい問題など様々な社会問題を掘り下げ、視聴者に興味を持って貰う様な番組作りを継続して頂きたい。
      • 祖国の暮らしにどんな問題があったのか、なぜ日本を選んだのか、対象者の詳しいプロフィールがあれば、より問題の深刻さを見ている側も感じたと思う。
      • 技能実習制度の問題や多くの人に支えられているという実態がよく分かった。30分と短い時間の中でも、コンパクトで分かり易い番組構成だった。馴染みのない言葉も多かったが、説明が丁寧で理解しやすかった。
      • 番組として何が言いたいか分かりづらかった。問題点が奥深く、焦点をどこに当てるかが重要となる。企業側に問題があるのか、制度自体に問題があるのか、実習生の労働態度はどうだったのか、企業にも言い分があったと思う。企業の立場、意見を取材しても良かったのではないか。
      • 今や良質なコンテンツは、動画配信サービスで視聴できる環境ではあるが、ローカル局でしか届かない視聴者もいる。こうしたドキュメンタリー番組を地上波でローカル局が制作していることをうれしく思う。
      • 技能実習生は私の生活圏でもよく見かける存在になってきた。言葉や文化・習慣・宗教の壁を感じていたが、この番組を通して誤解や偏見を多少なりとも解くことができた。
      • 今後、技能実習制度から特定技能へシフトしていくだろう。特定技能について番組で詳しく紹介されていなかったが、技能実習制度と特定技能の違いにもう少し触れ、メッセージをはっきり打ち出していくこともできたのではないだろうか。

      以上