【女木島・男木島・直島・豊島】現代アートの祭典「瀬戸芸」夏会期の注目作品は?19の新作が登場 香川
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今回は、5日開幕した「瀬戸内国際芸術祭」の夏会期。その注目作品をご紹介します!
3年に1度開かれる現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。夏会期では19の新作が楽しめます。
目次
女木島:「ナビゲーションルーム」二コラ・ダロさん
高松港から船で20分の女木島の新作が…
(野口真菜アナウンサー)
「開放的な空間ですね。しかもオルゴールのような音が流れていて全てが連動して動いてます。どんな船旅をしようか想像が膨らみますね」
フランス生まれの二コラ・ダロさんが手がけた「ナビゲーションルーム」
かつて海の家だった建物を活用して作られた作品で、コンセプトは「外の風景との融合」。
オルゴールが鳴ると装置がゆっくりと動き出し、窓の外の瀬戸内海の景色と合わせて楽しむことができます。
「実際の海ではなくて自分の想像の中での旅をイメージして作った。外の風景と中の風景が融合して、外からの光であったり風であったりをにおって、作品自体が変わったりするので、内と外の概念を取り入れた作品です」
男木島:「No.105」ワン・テユさん
続いて訪れたのは男木島。
(野口真菜アナウンサー)
「瀬戸内海のレモンからインスピレーションを受けたというこのポヨポヨ。座ってみると空気の抵抗があってふかふかしていて、気持ちいい。このまま眠れちゃいそうなくらい」
「今回、3つの異なる方法で楽しんでいただける風船の作品を用意しました。目の前にあるのは『バブルチェア』と呼んでいるもので、中に木製の椅子が入っていて靴を脱いで体験できる作品になっています。
高い丘にあるこの場所からは、海もきれいに見えて周りに緑もあるので、この場所にどんな色があったら輝く作品になるかっていうのを考えたときにこの色を選びました」
そして奥には、海と山をイメージした作品。中に入ることもできるということで…
(野口真菜アナウンサー)
「真っ黄色の世界が広がっています。動きがあるので海の中に潜ったみたいです」
男木島:「男木島パビリオン」大岩オスカールさん、坂茂さん
このほか、瀬戸内海を一望できる高台には「男木島パビリオン」が建設中。
全て完成するのは冬の予定ですが、夏会期の間も中に入って作品を楽しむことができます。
窓ガラスに描かれた絵は重ねることで、海をテーマにしたまた違った1枚の絵になります。
男木島:「学校の先生」エカテリーナ・ムロムツェワさん
坂の途中の建物の中にも作品があります。
作者自身がさまざまな人から学校の先生にまつわるエピソードを聞いて、それを基に鮮やかな色合いで描いた作品。その名も「学校の先生」です。
また、建物の奥に進むと訪れた人が自由に遊び方を考えられる仕掛けもあります。
直島:《瀬戸内「中村由信と直島どんぐりクラブ」資料館》下道基行さん
直島出身の写真家・中村由信さんが1950年から60年ごろに撮影した写真たちも、夏会期に合わせて展示が始まりました。
写真では当時の島の人たちのリアルな表情を見ることができます。
豊島:「かげたちのみる夢(Remains of Shadowings)」冨安由真さん
豊島で展示されている「かげたちのみる夢」
あえて廃虚のような雰囲気が出るように、かつてこの家で使われていた家具をそのまま活用しています。
さらに、飾られた画や陰影がはっきりとした空間を眺めていると「現実」と「夢の世界」を行き来しているような感覚になります。
「生活しているときに、ふとした違和感を覚えたりとかデジャビュを感じたりとか、奇妙な体験って皆さんあると思うんですけど、この作品を見た人がそれを気に留めるようになってくださったら」
夏会期は全身で楽しめる作品がたくさん!カラフルな物も多いので暑さが吹き飛ぶくらいパワーをもらえます。
ただかなり暑いので、熱中症対策を万全にしてお出かけください。
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