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「子どもが片付けをしてくれない…」そんなお悩みをプロが解決! 整理収納アドバイザー直伝

毎日の暮らしに役立つ情報をお届けする「くらしのアイデアパーク」。今回のテーマは、「子どもの片付け」です。

[アンケート]片付けは得意?

Park KSBアプリのアンケートでは、回答した792人のうち、55%の人が「苦手」と答えました。それに対して「得意」と答えた人は17%と非常に少ないです。

そして、片付けが苦手な理由をたずねたところ、多かったのは、「物が捨てられない」「物が多すぎる」「集中力が続かない」などの答えでした。

さらに「捨てようと思ってももったいないというもう一人の自分が頑張る」や「片付けても家族が散らかすのでやる気がなくなってしまう」などの意見も寄せられています。

大人にとっても悩ましい片付けですが、子どもの片付けについても意見が寄せられています。

片付けてほしい時に片付けてくれない」「出しっぱなしで片付けてくれない」など……このような悩みに対して、すぐに実践できる片付けのポイントを、プロに聞きました

「片付けてほしい時に子どもが片付けてくれない」

今回アドバイスしてくれるのは、岡山市にある「整理収納サポートにこぴか」の松井朋美さんです。

松井さんは整理収納アドバイザーの資格を持ち、「片付けられない子どもをサポートするプロ」として、オンラインや対面による講座などを開催しています。

まずは、「片付けてほしい時に子どもが片付けてくれない」というお悩みから。

(整理収納サポート にこぴか/松井朋美さん)
「私はけっこうテレビが好きなので、すごい毎週楽しみにしているドラマがあるんですけど、あと5分で終わる時に『ちょっと用事があるから今すぐ来て』と言われても『あと5分見てからじゃだめですか?』って思ってしまうんですね」

(整理収納サポート にこぴか/松井朋美さん)
「なので、それを子どもに置き換えると『ごはんできたよ、すぐ片付けてほしい』ってなっても、子どもの遊びが完結していない場合があるんですね」

「例えばお絵描きをしていて、描きあがっていないとか、子どもにも子どもの都合があるので、片付けてほしいタイミングがあれば早めから声をかけていく。『なんで片付けられないの?』と怒る前に『どうした?』と理由を聞いてあげてほしいんですね」

また、松井さんによると、「片付けなかったら捨てるよ!」といった声かけは逆効果になる可能性があるそうで、「片付けたら大好きなハンバーグを一緒に食べようね」など、ポジティブな提案をする方がより効果的だということです。

子どもが片付けやすい収納とは?

続いて、「何度言ってもおもちゃが出しっぱなし…子どもが片付けやすい収納とは?」

大事なポイントは「子どもサイズの収納」。

①収納の高さを子どもの身長に合わせる
②入れ物を子どもが持ちやすい大きさのものにする
③入れ物におもちゃを入れた状態で子どもが持てる重さか確認する

ここで松井さんが強調するのは、ラベルの重要性です。

(整理収納サポート にこぴか/松井朋美さん)
「(ラベルは)収納の中に何が入っているかを伝えるためのシールであったり、カードであったり、そういうものをラベルというんですけど、そのラベルを子どもが分かる表記で書いてあげてほしいんです。そうすると、どこに何を入れるかを覚える必要がなくなって、見れば分かる」

ちなみに、収納は少し余裕を持たせた方が、取り出しやすいだけでなく、片付けの継続にもつながるそうです。

(整理収納サポート にこぴか/松井朋美さん)
「やっぱり、スペースのゆとりは心のゆとりと言いまして、洋服なんかだとクローゼットにびっしり入っていると出し入れするだけでもストレスになって、『こっちでいいか』とちがうところに置いてしまいがちなので、ある程度余裕を持って『もうちょっと入るんだけどな』ぐらいで終わり、というのがちょうどいいです」

子どもが片付けをできるようになると、将来に役立つ力が身につく

松井さんによりますと、子どもが整理・収納・片付けをできるようになると、将来に役立つ力も身につくそうなんです。

整理

まず「整理」というのは、たくさんの中から自分に必要なものや大切なものを選びとること。「自分で選ぶ力」につながります。

収納

そして「収納」は、選んだものをどこでどう使うか考えて出し入れしやすくしまうこと。「先を考える力」につながります。

片付け

「片付け」は、ものを使ったら元の場所に戻す、この繰り返しで、「継続する力」につながる、ということなんですね。

クイズ

ここでクイズです!

Q1.これをやっては絶対ダメ!

子どもの片付けで松井さんが「これをやっては絶対ダメ!」という行動があるんですが、何だと思いますか?

正解は……「勝手にものを捨ててしまう」こと。たとえ使っていないものでも、勝手に捨ててしまうと信頼関係に影響するので、必ず本人に確認することが大切だということです。

Q2.片付けができた時、どんな言葉をかけますか?

続いて、「片付けができた時、どんな言葉をかけますか?

「えらいね、よく頑張ったね」でもいいんですが……松井さんがさらにオススメする一言があるんです。

(整理収納サポート にこぴか/松井朋美さん)
「『ありがとう』という言葉をかけてあげてほしいんですね」

(整理収納サポート にこぴか/松井朋美さん)
「それは何でかというと、次に遊ぶために、遊びたいものがすぐ見つかるように片付けるんですけども、そんなの子どもには分からないじゃないですか? それよりかは、片付けることによって周りの人が喜んで自分に感謝してくれる、そういったのを経験することで、『そうか、片付けるとうれしいと感じる人がいるんだ』ということで」

「ほめて伸ばすという言葉があるんですけど、子どもの性格とか年齢によっては、ほめられてうれしくない子どももいるんですね。感謝を伝えるということの方がとても効果的です」

片付けることが大変な時は収納に問題が?

(整理収納サポート にこぴか/松井朋美さん)
「ちょっとこれ片付けるの(大変)……ってなった時には、必ず収納に面倒くさいポイントがあるんですよ。片付け方が面倒くさいから片付けずに部屋が乱れるぐらいなら、ざっくりでいいからその人がストレスなく片付けられる方法を知っていることの方が大事なんですね」

今回アドバイスをいただいた整理収納アドバイザーの松井さんは、オンラインでの片付け講座も行っていますので、ホームページをチェックしてみてください。

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