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南海トラフ巨大地震に備え 病院で大規模災害訓練 香川・高松市

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 南海トラフを震源とする巨大地震を想定した訓練が、香川県高松市の病院で行われました。

 高松赤十字病院は、厚生労働省が指定する災害拠点病院のひとつです。午後2時半に、高知県沖を震源とする巨大地震が発生し、高松市内で震度5強を観測したという想定です。災害対策本部長を務める病院長を中心に、医師や看護師ら約300人の職員が参加する大規模な訓練です。

(記者) 「こちらでは、けがの度合いで治療の優先順位を決める、トリアージの訓練を行っています。スタッフや医療器具の制約がある災害の現場で、的確な判断が求められます」

 緊急性が高い順に、患者を赤、黄色、緑のタグで色分けし、処置室に搬送します。震災により電子カルテが使えなくなることを想定し、診療の記録などはすべて手書きです。  また、比較的容体が安定した透析患者を別の病院に運ぶ訓練も行いました。高松赤十字病院では、2007年からこの訓練を行っています。今回の訓練の結果を災害対策マニュアルの改善などに役立てることにしています。

(高松赤十字病院/網谷 良一 院長) 「職員自身がいつも、災害を頭に置きながら、いざというときには対応できる体制を整えている。今後も継続してやっていきたい」

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