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92歳の世界的彫刻家・速水史朗の作品が生まれるまで 「マケット」など制作過程を展示 香川・多度津町

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 92歳のアーティストの新たな挑戦です。この番組で何度も紹介している世界的な彫刻家、速水史朗さん。速水さんの出身地、香川県多度津町では今ユニークな展覧会が開かれています。

 速水史朗さんの出身地で、アトリエもある多度津町では現在、2つの場所で作品展が開かれています。

(記者) 「速水さんの作品といっても彫刻ではなくて、ちょっと変わった展覧会が開かれています」

 展示しているのは、彫刻を造る前の「マケット」と呼ばれる模型や作品のパネルです。彫刻家・速水史朗さんの歩みをもっと知ってもらおうと多度津町などが企画しました。

 多度津町立資料館には全国各地で展示されている「パブリック・モニュメント」を中心に模型19点と作品のパネルが展示されています。

 展示されている中には、東京都庁に展示されている「宇宙からのメッセージ」の模型があります。  「宇宙からのメッセージ」は、都庁が新しく建設される時に依頼されたもので速水さんの代表作の一つです。

 また、現在は町立資料館だけではなく町内のギャラリー「うみか」でも、香川県内の作品を中心に模型3点と作品のパネルが展示されています。

(速水史朗さん) 「今回は大きな作品でなくて、過程を見てもらう模型と写真、普通だと見せられないものをお見せしている」

 速水さんは、92歳という年齢を感じさせないほど精力的に制作を続けています。多度津町での展示が終わると、毎年秋に銀座で開いている個展に向けて、また作品づくりに取り組むということでした。

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