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瓦ぶき屋根の需要が10年前の半分に 高校生が瓦の特徴を学ぶ 岡山・倉敷市

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  瓦の良さを知ってもらおうと、岡山県の瓦職人が倉敷市の高校で授業を行い、生徒が瓦ぶきを体験しました。

 屋根工事の企業でつくる岡山県瓦工事協同組合の青年部が、水島工業高校で行っているものです。3回目の今年は建築学科の2年生38人が参加し、瓦の特徴について学びました。

(記者) 「座学の後は実際に瓦をふきつけていきます」

 重さ約3キロの瓦をくぎで止めます。

 生徒を教えるのは「かわらぶき」の技能を競う全国大会で今年、上位に入賞した小林裕一さんです。

(技能グランプリ 上位入賞/小林裕一さん) 「瓦屋さんの金づちって四角い形をしてる」

 壁際では南蛮という乾くと固まる土を敷き詰め、半分に割った「のし瓦」を並べます。

 10年前は新築の家の6から7割が瓦ぶきの屋根でしたが、現在は軽くて安いスレートや金属の屋根に押され瓦ぶきの家は3から4割です。

(技能グランプリ 上位入賞/小林裕一さん) 「自分がやった仕事が後世に残るんで、この中から1人でもそういう道に進んでもらえるといいですけどね」

 瓦は他の建材に比べ30年から40年の耐久があり、防音性や断熱性に優れるなど長所があります。

(参加した生徒はー) 「瓦の方がけっこう耐久性も良くてびっくりしました」 「海外にも日本の建築、瓦とか普及できたらいいなと思っています」

(岡山県瓦工事協同組合 青年部/小野直矢 部長) 「いろんな部材見ていただいていい所悪い所を学んでもらえたらなと」

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