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豪雨被害の児童支援施設が再開 クラウドファンディングで修繕・教材費募る 倉敷市真備町

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 新たな船出となりました。倉敷市真備町で被災した、障害のある子どもたちの学び場が、1カ月ぶりに再開しました。

 倉敷市真備町尾崎にある放課後等デイサービス「ホハル」です。障害のある子どもなどを、放課後に預かっています。  「ホハル」という施設名には船に帆を張り、子どもたちの前に進む気持ちを育てたいという思いが込められています。

(記者) 「この建物は、屋根まで水に浸かりましたが、代表の知人たちの協力もあり、およそ1カ月で再開にこぎつけました」

 今年4月に開設した「ホハル」ですが、平屋の建物は豪雨で屋根まで完全に水没しました。

(ホハル 児童指導員/滝沢達史さん) 「皆さんのご協力のおかげで、再開することができました」

 この日は「ホハル」の新たな船出の日でした。  「ホハル」を運営する滝沢達史さんたちは、クラウドファンディングで約480万円を集め、修繕費や教材費をまかないました。

(ホハル 児童指導員/滝沢達史さん) 「最高です。子どもたち来て、遊んでる姿とか見ると本当に戻ったなって、子どもが来てようやく戻ったなって感じ。全然手付かずの所もたくさんあって、我々は早い再開だと思うので、地域の明るいニュースとして、僕らが活気ある場所にしていくと、真備町全体元気が出るかなと思います」

 この日は、再開を記念して、みんなで流しそうめんを楽しみました。

 現在ホハルでは、真備町や矢掛町の小中高生10人を受け入れています。  子どもたちは、1カ月ぶりにホハルで過ごす時間を満喫していました。

(子どもは―) 「工作やいろんなことをして遊んでいます。(ホハルが復活して)うれしかったです」

(保護者は―) 「浸かってるのを見て子どもも言葉を失ってたので、ホハルの人が頑張ってくださって、子どもの居場所を作ってくださってるので、子どもも笑顔になっているのでよかったと思います」


 今後は月に1回ほど、利用者以外の子どもも受け入れる開放日を設けるということです。

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