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豪雨被害に猛暑が追い打ち…農産物の出荷量が減少 岡山

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 豪雨で大きな被害を受けた岡山県の農産物。連日の猛暑が被害に追い打ちをかけています。

(記者) 「浸水したぶどう園です。出荷時期を迎え、普段ならずらーと白い袋にかぶさったブドウが並んでいるはずですが、一つも見ることができません」

 倉敷市真備町川辺地区のビニールハウスです。浸水したピオーネの木は根元が痛み、今も葉には土が残ったままです。葉についた土に細菌が含まれている恐れがあり、生産者は来年以降収穫ができるのか不安を感じています。

(生産者はー) 「全滅じゃ。収入ゼロじゃ。(Q.農機具とか大丈夫ですか)大丈夫じゃねえ」

 岡山県のまとめによると、ブドウの被害は総社市や高梁市など7市2町で、1億8000万円に上ります。

 総社市の産地直売所にも、豪雨と猛暑の影響が出ています。

(山手直売所「ふれあいの里」/大杉勲 店長) 「通常ですと、こちらの棚に置けないくらいの商品が出てくるが、今年はそういったことが一切ないという状況」

 総社市の産地直売所へ出荷していた、真備町や総社市の昭和地区の生産者は出荷ができていません。また、連日の猛暑で葉物野菜も傷んでいるため、店頭に並んでいる商品は例年の半分ほどしかありません。

 農林水産省は25日、豪雨被害にあった農林水産業者に対し、支援策について倉敷市役所で説明会を開きました。農水省の担当者は、補償制度の内容や申請の際の注意点などを説明していました。

 しかし、支援策には細かく基準が設けられていて、参加者からは制度が分かりにくいと不満の声が上がっていました。

(参加者はー) 「私たちから言えば、ずっと上のような話になってちょっと場所が違うかな。個別に対応の窓口を作っていただいて、相談してもらわんと難しいな」


 中国四国農政局は、26日から、被災者により近い場所で支援を行おうと、各避難所での説明会を行っています。  被災者の要望をもとに、担当者が、受けられる支援について説明していました。しかし、被災者はより実態に即した支援を求める気持ちが強いようです。

(参加した人はー) 「現地を見てないでしょあの人たちが。だから表面上の受け答えになっている。個別に現地を見ながらやってもらわんと」

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