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豪雨の影響は岡山の観光地にも…備中松山城や倉敷美観地区で観光客が半減

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 豪雨被害は、観光地にも影響を与えています。岡山県高梁市の備中松山城と倉敷美観地区。西日本豪雨の影響で観光客が例年の半分近くまで落ち込んでいます。

 高梁市の備中松山城は土砂が道路に流れ込み、7月17日まで営業を止めていました。  営業再開後、道路の安全性を確保しましたが、平日は例年の5分の1、土日も例年の4割ほどまで客足が落ち込んでいます。

 例年なら1日200人から300人が訪れる日曜日ですが、22日は約70人しか来なかったそうです。

(観光客は―) 「もうちょっと崩れとったりするのかと思うとったけど、全然被害がなかった。よかったです」 「他所と比べたらだいぶ少なかったので、やっぱり雨の影響ですよね。災害の影響でやっぱみんな遠慮しとんでしょうね」

 倉敷市では国の重要文化財、大橋家住宅の土塀が崩れました。高さ2.6mの土塀が約20メートルにわたって崩れ、駐車場の車に覆いかぶさりました。けが人はいませんでした。

 一方、岡山県で最も多くの観光客が訪れる倉敷美観地区。  町並みは豪雨の前とほとんど変わっていません。しかし、倉敷観光コンベンションビューローによると去年の夏と比べて観光バスが5割、川舟の客も2割減っているそうです。22日は猛暑も重なり、少し寂しい人通りでした。

(雑貨店の店員はー) 「平日に比べると少しは多いんですけれど、去年に比べると少ないですね。半分くらいは違いますねぇ」 「本当にぐっと減っている感じはあります。もうお客様が歩いていない時間帯が結構多いので」

 美観地区周辺の宿泊施設もキャンセルが相次いでいますが、観光とは別の需要があるそうです。

(記者) 「こちらのゲストハウスでは、ボランティアの方に向けた宿泊プランをはじめました」


 日中はカフェ、夜はゲストハウスを運営している有鄰庵です。7月10日からボランティア向けに、送迎付きで1泊2000円のプランを用意しました。   (カフェ有鄰庵/古谷今日子 さん) 「なにか私たちにできることといったら、そういった受け入れと、ボランティア活動かなっていうふうに思って、活動しております」

 22日も活動を終えたボランティアたちが宿泊して体を休めていました。

(東京からのボランティアは―) 「(美観地区が)好きな場所だったので、倉敷市真備町ちょっと違いますけど、被害にあったと東京から聞いてやってきたって感じですね」

(広島からのボランティアは―) 「被災者の方が一番苦しいんですけれども、そのサポートが万全の態勢でできるような態勢が整えられてるのが有鄰庵」

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