番組審議会Corporate Profile

第503回 瀬戸内海放送番組審議会

  • 開催日

    • 2020年6月19日(金) 午後3時~午後4時
  • 内容

    • 報告事項
      5月度視聴者応答状況、その他
      審議テーマ『報・動・力「首里城を救った男・鎌倉芳太郎~琉球調査の軌跡~」』
  • 出席委員

    • < 出席委員 > < レポート出席委員 >
      • 尾﨑 勝 委員長
      • 田代 健 副委員長
      • 野﨑 泰彦 委員
      • 桝井 政則 委員
      以上4名
      • 藤原 加奈 委員
      • 磯打 千雅子 委員
      • 徳永 夕子 委員
      • 西崎 明文 委員
  • 主な意見

    • 『報・動・力「首里城を救った男・鎌倉芳太郎~琉球調査の軌跡~」』
      • 大変見応えがあり、香川に住んでいることの誇りやプライドなどが感じられる内容であった。記録することの大切さ、ありのままを後世に残し伝えていくことの大事さがよく現れていた。鎌倉芳太郎氏がどれだけ沖縄の文化を愛し、敬意をはらっていたかが直接的な文言はないが良く伝わってきた。
      • 番組全体として落ち着いた流れで、資料の素晴らしさや内容がよく伝わってきた。強いて言えば、鎌倉芳太郎氏のことをよく知らない者からすると、もう少し鎌倉氏自身についての説明があると分かりやすいと感じた。
      • 報道番組として内容が充実しており、大変見応えがあった。大正から昭和にかけての膨大なスケッチ、模写、細かな解説など、詳細な記録を残しており、芸術性の高さ、迫力もよく伝わってきて、鎌倉氏のエネルギーや力に驚いた。番組では、香川県三木町にゆかりのある鎌倉氏の業績を丹念に取材しており、映像からは真面目さも伝わってきて優れた番組であると感じた。
      • 番組構成、展開も分かりやすく、じっくり見ることのできるよい番組だった。番組の最後の映像も大変インパクトがあり、番組内で使用されていたバックミュージックの選曲もよく、心のなかに映像が入り込んできて大変印象に残り感動した。
      • 純粋に一人の天才が努力を重ね、何世代にも渡り文化を守り続けていることに驚きを覚え、感銘を受けた。特に、レオナルドダヴィンチを彷彿とさせる立体的に細かく描写されていた「鎌倉ノート」は、細かく寸法も、そして沖縄の方言の発音も復元できるように表記されており、芳太郎の沖縄に対する深い愛情と想いが感じられ、心を打たれた。強いて言えば、全体的に淡々と番組が流れていく感じだったため、抑揚をもっとつけても良かったのではないか。
      • テーマ設定、テーマに対する深掘りの仕方、コンテンツへの焦点のあて方、全てにおいて大変素晴らしい番組で感動した。当時の文化や慣習もあわせて紹介されており、鎌倉氏の生きた時代や環境も良く理解できた。また、あらためて、時代を記録しておくことの重要性を実感した。
      • 香川県出身の人間国宝でもある鎌倉芳太郎氏の軌跡はとても素晴らしく、どんどん番組に引き込まれていった。また、詳細に記された古文書や絵図の美しさも感動的だった。男性二人の組み合わせで進行していくのは珍しくも感じられたが、オーバーなリアクションもなく、内容が本題から逸れることも一切なく、集中して番組を見終える事ができたのはとても良かった。
      • 鎌倉芳太郎氏が残した琉球調査の軌跡がよくわかる大変見応えのある番組だった。それと同時に、香川県三木町の出身者にこのような偉大な人物が存在したということを、改めて教えてくれたこの番組の功績は大変大きいと感じた。

      以上