【瀬戸芸】野口真菜の瀬戸芸コラムpart3🎨高見島「Re:mind」

野口真菜です!

現在開催中の瀬戸内国際芸術祭 秋会期🍁
取材を通して感じた作品の魅力やなどをコラム形式でお届けします🌟
アート巡りの参考にしていただけたらうれしいです!

\野口の🎨瀬戸芸の推し作品🖌/

「Re:mind」山下茜里さん作

古い建物に残された”もの”の「気配」を可視化した作品です。
人が住む家には人の気配がある。人が去った家には、”もの”の気配が充満する。家に残された押入れや畳の下を開けたりめくったりしたときに、そこに存在する”何か”を、”目”で表現しています。

私自身、古いお家に入ると、家具や建物はもちろん何も喋らないのだけれど、それでもなにかメッセージを発しているように感じることがあります。「ここにいるよ〜」「昔右の扉ばっかり開けられてたから、右だけ木がすれちゃったんよ〜」「ご主人はいないけど、ご主人が愛用してたお皿とお箸と仲良くやってるで〜」みたいな声が…聞こえはしませんが!もしかしたらそう言っているのかもと想像すると、お家そのものにもう一歩思いを巡らせられる気がするんです。

それもきっと「気配」のようなものだと思うのですが、その気配を表現したこの作品を見ていると、どんな歴史があるのか、どんな生活をともにしていたのか…さらに想像が膨らみます🤔✨

高見島へは、多度津港から船で25分ほど🚢
瀬戸内国際芸術祭 秋会期は11月6日までです🍁

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