人が事業を創る。事業が人を育てる。
大西 智博

2018年入社

技術ユニット

大西 智博

Onishi Tomohiro

独自の技術を創り出し
高校野球中継に導入

2018年入社

技術ユニット

大西 智博

Onishi Tomohiro

  • 仕事内容を
    教えてください

    私の仕事を一言で言えば「各家庭のテレビに電波を届ける!」ことです。みなさんはどのようにテレビが映るかご存じでしょうか。山の上に送信所と呼ばれる電波を出す装置があり、その電波を家の屋根などに設置されたアンテナで受信することでテレビを見ることができます。岡山県、香川県には51カ所の送信所があるため、定期的な点検やメンテナンス、故障した機器の修理などが必要になります。メーカーとも打ち合わせをしながら、放送を継続していくための対応を考えて実施しています。

  • 自身はどんなタイプの
    人間か

    複雑なシステムや機器に対しても興味を持って仕事に取り組むというのを大切にしています。興味を持つことで疑問が生まれ、その疑問を調べることでシステムへの理解度が上がっていくと思います。そして、何より興味を持って働かないと楽しくありません。また、プライベートでも新しいデバイスやガジェットが好きで、よく購入していますね。最近では自動昇降デスクとそのデスクに取り付けるモニターを購入しました。

  • どんな事業を
    創り推進しているか

    野球の中継では得点やボール、ストライク、アウトなどのカウントを画面の端に表示しています。従来、この表示は人が手入力していたのですが、香川高専の学生さんと協力して、AIで自動化しようと取り組みました。仕組みとしては、球場のスコアボードをカメラで撮影して、その映像をAIが画像認識することで正しいスコアやカウントを表示します。バーチャル高校野球というサイトで高校野球香川県大会の試合をインターネット配信しているのですが、2023年の夏からこのAIを導入できました。

  • その事業を通じて
    どう成長したか?

    正しいデータをAIに学習させることで、精度の高いAIが完成するのですが、そのためには実際の試合のスコアボードの映像が大量に必要でした。毎日、球場に行ってカメラを回すということは現実的ではないため、球場にデジカメとパソコンを設置し、インターネットに接続することで本社からリモートで録画操作できるように工夫しました。AIを導入してみて、AIは何ができて、何が苦手なのかといった特性を理解できました。また、通常テレビ局とはあまり関わりがない高専生とも協力して、新しいサービスを創り出すことができました。

  • 今後どんなことを
    やりたいか

    岡山県、香川県では2006年から地上デジタル放送を開始しており、その放送機器が更新時期を迎えようとしています。導入する設備は15年以上使用することになるため、今後の放送業界の変化も見据えて、どのようなシステムを構築するかを考えています。大規模な工事になりますが、今後の放送インフラを左右することになるため、よりよいシステムを構築したいと思っています。

  • 就活生へのメッセージ

    私の場合は「地域を元気にしたい」、「技術者として働きたい」という2つの軸で就職活動をしており、その2つの軸が交わる仕事がテレビ局の技術者でした。今までの経験を振り返って、大切にしたいことをピックアップしていくと就活の軸が見えてくると思います。
    テレビ局は、今まで以上に変革を求められている時代だと思います。テクノロジーの進化や社会の変化を踏まえて、次の時代のテレビ局を一緒に考えていきましょう。

1日のスケジュール
9:30
出社
メールチェック
10:00
機器修理の内容確認と
社内説明用の資料作成
12:00
昼食
13:00
送信所の点検結果や課題について打ち合わせ
15:00
メーカーと新設する送信機について打ち合わせ
17:00
工事の日程調整
システム図面や資料の確認
19:30
退社
未来のMakers
を求む
Entry