現代アートで
地域を拓く
出演者

出演者
2002年に俳優デビュー。以降多数の作品に出演。近年は2023年 大河ドラマ「どうする家康」、映画『ロストケア』、2024年 NHK前期連続テレビ小説「虎に翼」などに出演。今年はTBS 1月期 金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」に出演した。
俳優として第一線で活躍する中、2022年に国内の獣皮など活用しきれていない様々な資源を活かし、サスティナブルな循環を目的としたライフスタイルブランド「momiji」を立ち上げる。
伝統工芸など日本各地に眠る様々な資源を活かし、次の世代へ紡いでいけるよう活動の幅を広げている。
特別対談

特別対談

北川さんの手がける
主な芸術祭
- 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟県十日町市、津南町)(2000年~)
- 「瀬戸内国際芸術祭」(香川県の離島と沿岸部の地域と岡山・宇野港)(2010年~)
- 「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス」(千葉県市原市)(2014、2021年)
- 「北アププス国際芸術祭」(長野県大町市)(2017、2021、2014年)
- 「奥能登国際芸術祭」(石川県珠洲市)(2017、2021、2023年)
- 「百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス」(千葉県市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市)(2024年)
- 「南飛騨Art Discovery」(岐阜県下呂市)(2024年)
ブログBLOG
瀬戸内で活躍したアーティストの今①
2025.9.17
瀬戸芸には、世界中からアーティストが参加しています。瀬戸内に滞在し、瀬戸内の海や風を感じた彼らにとって、瀬戸芸での経験が次のステップにつながった人たちがいます。
台湾の染色アーティスト、ウェイ・リン・ヤンさんは、2016年、小豆島の廃校で海を表現した作品を作りました。そして今年、万博に合わせて、台湾文化を知ってほしいと開催した大阪の展示会「WE TAIWAN」では、台湾の伝統工芸でもある藍染めを使って、再び海を表現した作品を発表しました。海の水は、地球を巡る水でもあり、海を通して自然環境にも思いを馳せてほしいと、彼女は考えています。
約12年ぶりに再会したヤンさんは、今も変わらず柔らかな空気をまとったステキなアーティストです。これからの作品も楽しみです。


作品紹介 「回遊」 ウェイ・リン・ヤン〈台湾〉
瀬戸内で活躍したアーティストの今②
2025.9.17
台湾のアート集団ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]〈台湾〉のメンバー、リン・コンインさんは、2022年の瀬戸内国際芸術祭で開催された「瀬戸内アジアフォーラム2022」に登壇。この時、リンさんの地域への思いや、プロセスを大切にする考え方に、共感したという北川フラムさんは、2023年に石川県珠洲市で開かれた芸術祭「奥能登芸術祭」で、ラグジュアリーロジコの作品を展示することに。

しかし、芸術祭直前の5月5日に震度6強の地震が能登半島を襲い、芸術祭の開催が3週間延期してしまいました。地元の土木関係の職人さんが復旧作業に従事するなか、作品の製作もストップ。そんなときに手を貸したのが小豆島の工場だったそうです。
そうして、無事作られた作品がこちら。


作品紹介
「家のささやき」
ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]〈台湾〉
能登の黒い瓦を使ったこちらの作品は、瓦を通して、「記憶」、「家」、「人口」、「産業」など、素材と地域問題の関連性を表現しており、能登の歴史と暮らしに思いを馳せるものとなりました。
そして、芸術祭が終わった直後の2024年1月1日、最大震度7を記録した能登半島地震に襲われた今、能登は復興の最中にあります。そんな中、被害を免れた「家のささやき」は、今もしっかりと能登の土地に根をおろし、地域の人に愛されています。
タイアップ曲SONG
青春のワンシーンを歌い上げた歌詞とメロディが番組に彩を添えてくれます。