活動報告
 
2023年度 児童・生徒環境美化絵画・イラスト展
 
香川県内の小中学生を対象に、環境美化を訴える絵画・イラストを募集。
2023年度の応募数は、小学生 73点、中学生 124点の合計 197点でした。
 
入選作品の紹介
 
香川県知事賞


地球温暖化が原因と思われる山林火災が世界的に広がっている。
カナダやハワイもその一つだと。
作者はオーストラリアの危機的な状況を可愛らしいコアラの親子が炎に包まれる構図で見事にとらえている。

高松市長賞


蝶と花2つの3点を大胆に組み合わせた作品です。
それぞれの形を黒い線で迷いなく描き上げ
クレパスや水彩絵の具を使い 色も美しく仕上げました。

香川県教育長賞


プラごみによる海洋汚染をクラゲの住む世界を通して端的に問題提起している。
海のグラデーションの表現やクラゲやビニール袋の繊細な表現も見事である。

高松市教育長賞


ヤドカリを画面いっぱいに表し、その触覚やその親爪や足爪を丁寧にリアルに描き、ペットボトルのフタなどの人工物をヤドにしたユニークなスタイルで表現されていておもしろい。

財団理事長賞

満濃池に咲くジャーマンアイリスをのびやかに表現した作品です。
ピンクの画用紙の色を活かした水彩絵の具の色づかいがとても美しく、アクセントとして使われたクレパスの色も印象に残ります。

奨励賞 奨励賞


くじらの涙、亀の涙の表現がデザイン的で独創的です。その涙は見る人の視線を海の中の現在のゴミの多い環境へと導きます。
カラフルな多くの色を使用していますが、まとまりのある色に仕上げられました。


酸性雨の恐怖をてるてる坊主を主役として表現したポスターです。
てるてる坊主や傘のフォルムが見る人の印象に強く残ります。
レタリングの字体、黒い線、点、ぼかし塗りの表現など工夫したところが多い秀作です。

奨励賞 佳作


森林風景を指フレームで切り取って、その中に望まない未来の姿を描くという発想がユニークです。不透明な絵の具の性質を生かして描かれた写実的な絵の表現技術は卓越しています。


画面中央に大きな魚(サケか、マスか)をリアルに躍動する姿でとらえ、絵から生まれた川に戻るその様子が見られるように人間の取り組みを促すテーマになっている。

佳作

何百年もの大樹が育つ林地に、今「旅するチョウ」として親しまれているアサギマダラがフジバカマに飛来する姿を画面下に丁寧に描いて、自然環境の保全にそこに住む人たちの熱意が生み出すものだとメッセージしている。

受賞者集合写真
表彰式の模様
2023年11月16日(木)瀬戸内海放送高松本社にて

なお、応募作品は下記の場所と日程で展示します。
◆ 展示1 :すべての応募作品
日程:2023年12月22日(金)〜2023年12月28日(木)昼過ぎ
場所:瓦町FLAG 8階 市民交流プラザ(IKODE瓦町)
◆ 展示2 :受賞作品10作品
日程:2024年1月8日(月)〜2024年2月9日(金)
場所:与島パーキングエリア(与島プラザ)