活動報告
 
2022年度 児童・生徒環境美化絵画・イラスト展
 
香川県内の小中学生を対象に、環境美化を訴える絵画・イラストを募集。
2022年度の応募数は、小学生 66点、中学生 165点の合計 231点でした。
 
入選作品の紹介
 
香川県知事賞


ペットボトルの中の海亀が、海洋汚染が進む現況の中で、背景に描かれたような自然の中で思う存分泳ぎたいという思いを「またあの海で泳ぎたい」というテーマで表している。

高松市長賞


画面の中のビニールの袋、海亀、魚、クラゲの配置が良く、大きな動きを感じる作品です。単純化された図柄と丸みを帯びた文体がよくマッチしています。紫味のあるグレーの背景にそれぞれの図柄が美しく映えています。

香川県教育長賞


美しいサンゴ礁の海で進むサンゴの白化現象を取り上げ、環境問題に関心を持ってほしいという願いを伝えようとしている。

高松市教育長賞


山、木、川、空、身近な美しい風景の中に捨てられた様々なゴミを描いています。よく見ると分別されたゴミの袋でもあり、木でもあり、不思議な空間です。ゴミの袋で埋まってしまった風景を見る人の心に、強く考えさせられます。色彩豊かな画面を墨で描いた輪郭線が引き締めていて、全体的調和のとれた絵になりました。

財団理事長賞

木の中で見つけた宝物のようなクワガタ。この環境を守ってほしい気持ちがよく表現されています。画面の中の明るい緑と黒の対比がバランスの良い作品です。

奨励賞 奨励賞


画面いっぱいにペットボトルを描き、その中に広い海を取り込み、狭い空間の中で活発に動き回ることのできない世界を比喩的に表し、プラごみなどのない海を取り戻そうと訴えている。


画面いっぱいに目を描きその中央の目玉に自然が日々繰り返し見せる荘厳な美しい光景、日の出・日の入りを象徴的に描いている。そして、周辺に兎や白熊・海亀・滝などを配し、大切な環境を守ろうと訴えている。

奨励賞 奨励賞


単純化された1本の大きな植物の小さな芽に、小さな花がいっぱいで出来ている手を重ねることで「小さな芽も、この手で守ろう」の気持ちがよく表現されています。
手の形の中にとても細かに細いペンで書いた花と大胆な太い線の芽との対比、黄緑色と赤だいだい色との対比も美しい作品です。


地球温暖化が極北まで進む。そのおかげで氷山が溶け、海洋を漂流する姿を白熊親子を大きく描くことで象徴的に表している。

奨励賞

大きな糸電話が地球と海の中の生き物をつなぎ、作品を見る人に「聞こえますか」と問いかけるポスターで、発想が素晴らしいと思います。
画面の中の大きく取り入れた糸電話には迫力があり、見る人の心に迫るようです。

受賞者集合写真
表彰式の模様
2022年11月18日(金)瀬戸内海放送高松本社にて

なお、応募作品は下記の場所と日程で展示します。
◆ 展示1 :全ての応募作品
日程:2022年12月21日(水)〜2022年12月27日(火)昼過ぎ
場所:市民交流プラザ 『IKODE瓦町』 イベント展示スペース
   〒760-0054 香川県高松市常磐町一丁目3番地1 瓦町FLAG 8階
◆ 展示2 :受賞作品10作品
日程:2023年1月6日(金)〜2023年2月9日(木)(予定)
場所:与島プラザ(与島パーキングエリア)
   〒762-0071 香川県坂出市与島町587