活動報告
 
2021年度 児童・生徒環境美化絵画・イラスト展
 
香川県内の小中学生を対象に、環境美化を訴える絵画・イラストを募集。
2021年度の応募数は、小学生 90点、中学生 197点の合計 287点で過去最多でした。
 
入選作品の紹介
 
香川県知事賞


 
「自然を大切に」とは、多くの人たちや、テレビやラジオなどの報道でよく耳にする言葉です。しかし、果たして個々人の生活の中で実践しているのでしょうか、そんな身近な疑問から発想してこんな図柄で問いかけて、小さなことから行動に移してほしいとの願いから表現したのでしょうか。

高松市長賞


 
のびのびとした黒い線で、海の中の生物を生き生きと描いています。
水彩絵の具の重色やにじみの色彩で、美しい海を表現し、黄や赤の生物が画面の中でアクセントとなっていて、美しいハーモニーを感じる作品です。

香川県教育長賞


 
環境問題というと、一個人としては縁遠いものと思われがちですが、身近なことでちょっと行動し、習慣化することで世の中は少しずつ変わり、人間も、他の生物たちの生命につながるのだと提案しています。

高松市教育長賞


 
大きなクジラの体内に、たくさんの海に漂う海洋ごみが全身に満ち溢れている様子を描き、人々の行動について自覚を促すきっかけにしてほしいという願いを、淡い色使いで優しく語りかけるものになっています。

財団理事長賞

右上にごみで汚れた海岸、左下に美しい海の生き物を配置し、生き物の目線を右上へ向かわせる構図が、作者の思いを強く表現しています。それぞれの生物は、筆のタッチや重色を工夫して、丁寧に描いています。

奨励賞 奨励賞


海洋汚染の様子を画面の周辺に配し、マスクやペットボトルなどをていねいに描き、一人一人の自覚を促す作品に仕上げています。そして、中央の大きなビンの中の地球のように、青く澄み渡った海を取り戻すよう呼び掛けています。


正面から描かれたカメの表情とフォルムが印象的です。青い背景の中のごみの配置と色彩、そして、水彩絵の具の上に重ねたクレパスも、主役の亀や文字を引き立たせています。


奨励賞

かつての昔の海のように澄み透明感のある青い海、そこに嬉々として泳ぐ大きな亀や魚たち、そんな世界を私たち人間の力で取り戻したいものだと。

奨励賞 奨励賞


地球の円形と、上から伸びる三本の線で構成された単純さが、見る人の心に強く残ります。地球は、大陸の線を工夫し、困った顔に擬人化されています。青のグラデーションも効果的です。


単純な色彩の配置と、単純化された工場の形の中で、叫びをあげる人(画家ムンクの作品「叫び」)を画面に合う色で効果的に取り入れた作品です。レタリングの文字も美しく描き入れられました。

受賞者集合写真
表彰式の模様
2021年11月19日(金)瀬戸内海放送高松本社にて

なお、応募作品は下記の場所と日程で展示します。
◆ 展示1 :全ての応募作品
日程:2021年12月20日(月)〜2021年12月24日(金)昼過ぎ
   ・・・ 中学1年生・中学2年生の作品
   2021年12月25日(土)午前〜2021年12月27日(月)昼過ぎ
   ・・・ 小学生全学年・中学3年生の作品
場所:市民交流プラザ 『IKODE瓦町』 イベント展示スペース
   〒760-0054 香川県高松市常磐町一丁目3番地1 瓦町FLAG 8階
◆ 展示2 :受賞作品10作品
日程:2022年1月7日(金)〜2022年2月3日(木)(予定)
場所:与島プラザ(与島パーキングエリア)
   〒762-0071 香川県坂出市与島町587