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香川の食の素晴らしさを伝える“こども記者”誕生!|じぶんで考える食の学校in香川

「じぶんで考える食の学校in香川」は、食べものの大切さを学びながら、自分でテーマを見つける力、伝える力を身に付ける、体験型プログラムです。

2020年11月8日
香川県内から集まった「こども記者」の皆さんに、記者証の贈呈をしました。

この日は、メディアリテラシーと食育の授業を受けた上で、取材先を決める検討会を行います。

記者って何?

まずは、メディアリテラシーの授業。やる気サポーターの下村健一さん(元TBSアナウンサー)に、記者の心得を教えてもらいました。

ビデオ会議で授業をする下村先生(白鵬大学特任教授)
小5国語教科書の執筆など、幅広い年代のメディア・情報教育にも携わる。

記者の仕事の基本は「メモして聞いて、発表すること」
さっそく隣の人とペアになって、お互いの取材を。

取材結果を発表!
「好きな食べ物はお好み焼きだそうです。理由は、色んな具材が食べられるから」
「好きな色は水色。理由は海が好きだからだそうです」

初めての取材ですが、堂々と発表をすることができました。
この3つの質問に、記者の仕事の全て詰まっていると下村先生は説明します。

まずは、名前などの基本情報を必ず聞く
次に、自分が聞きたい!興味がある!と思ったことを聞く。
最後は、「なぜ?」という掘り下げをする。理由を聞くと、相手のことがもっと分かるので「なぜ?」を大事にして欲しい!

ワクワクする取材をしよう!

取材は宝探し!自分の感覚を全部使うことが大切!と下村先生は力説します。
目で見て、耳で聴き、鼻で嗅ぎ分け、口で味わい、肌で感じる。
「生まれたての赤ちゃんが、初めて見るときの気持ちで!」
「質問の良さと答えの良さは比例する。現場に行って、話を聴いたからこそ浮かんでくる質問が大事!」など、下村先生からの本気のレクチャーが続きます。

下村先生の言葉をメモをするこども記者

メモがびっしり

記者の仕事は、自分が代わりに質問して、現場に行ってない人にそれを伝えること。
「取材先で『なぜだろう?知りたい!』と感じた事を質問すると、ワクワクと答えてくれるはず!
「不確かなボンヤリ回答は、必ず確認!それが記者の責任。嘘を伝えちゃったら大変!」
「皆で情報交換。お互いの発見を足し算しよう!
下村先生からの質問のコツが続きます。

一番伝えるべきことは何だろう?伝えたいことは何だろう?どうしたら相手に伝わるだろう?

「この情報の正しい受け取り方、正しい発信の仕方『メディアリテラシー』は、
食の学校だけではなく、これからの人生でずっと使えることです!是非このチャンスに見つけてください!」
というメッセージで、下村先生の熱い授業が終了しました。

「食べる」って当たり前じゃない

次は、やる気サポーター 品川先生の「食べること」について考える時間です。

品川明先生(学習院女子大学教授)
「五感と心を育み、食を積極的に意識する」味わい教育に力を入れている。

数をかぞえる時の「ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と」
これは、地球上の生きものが生きるために大切なものの順番です。
日光・風・水・土・稲や草木などの植物・虫やバクテリア…人は稲や野菜、魚を食べ、鳥や牛などのお肉を食べる。人は一番、感謝すべきものが多いのです。

毎日、当たり前に口にしているものは、本当に“当たり前”でしょうか?
海や山、畑にあり、それらを誰かが獲り、育て、運び、調理したもの。気候に恵まれた香川で、食べものの大切さを感じる心を持つことこそ、「じぶんで考える食の学校」で大切にしたい心の豊かさです。

自分の“味わう力”を高めよう

食べるとき、皆さんは体のどこを使って食べているのか考えたことがありますか?アーモンドを食べて考えてみます。

品川先生の「食べるとき、最初に使っているのは体のどこでしょう?」という質問に、すぐに「目です!」という反応が。 「茶色」「どんぐりのような形」「線が入っている」など、目を使ってどんな情報を入手しているのか飛び交います。

次に、使っているのは手。そして鼻で香ばしさを感じ、耳でコリコリという音を聞く。口の中で味わう。
視覚・触覚・嗅覚・聴覚、味覚…食べものは五感全てで感じ取るものなのです。

食は、自分の中で感じる「自分と自分のコミュニケーション」
単に“食べる”のではなく、食を感じる自分の能力をしっかり持つと、美味しさが全然違うと品川先生は伝えます。
「食の見える部分だけではなく、見ない気持ちや見えない言葉を、感じ取れる発信者になって欲しい」
品川先生の熱いメッセージが、こども記者の皆さんに伝わったはずです。

どこに取材に行く?

11月に取材すべき香川の食の宝=取材先候補は11カ所。
みかん、オリーブ、まんば、キウイ、車えび、塩、しょう油、香川本鷹、引田鰤、さぬきの夢2000(小麦)、自然薯。
肝心なのは、子どもたちが自分で取材先を決めることです。
まずは下調べして、自分が取材したい生産者を絞り込みます。

その後、生産者からの動画メッセージを聞いて、もう一度話し合いスタートです。

こども記者は、自分が取材したい理由を仲間にはっきり伝えます。 多数決と意見交換をくりかえし、移動時間、取材先の時間の条件を加味して、決まった取材先は4つ。

移動時間、取材先の時間の条件を加味して、決まった取材先4つ

まず、善通寺の株式会社キウイベリージャパン、次に仁尾町のまるく農園へ取材を。西から東へ移動して、午後は東かがわ市のかめびし醤油、ソルトレイクひけたで取材をすることが決定しました!

ファシリテーター 河田先生

ファシリテーターの河田先生から、こども記者の皆さんへ激励のお言葉が。
「短い時間で、ちゃんと話し合って決めることができました!
メディアリテラシー、食育と内容てんこ盛りの一日でした。少しでいいから振り返っておいてください。
それでは、21日にこども記者として元気に会いましょう!」

21日からの3日間、こども記者は香川県内の生産者の方々に取材をし、自分が伝えたい“香川の食のニュース”を作ります。最後の発表は、香川県社会福祉総合センターのステージへ!
香川の生産者にどんな取材をし、どう受け止め、どのように伝えるのか。こども記者の成長にご期待ください。

NEXT…【こども記者誕生!!】香川県内を横断し食の取材へ!

\イベントの様子を放送しました/

「KSBスーパーJチャンネル」2020年12月16日放送

11月、香川県の小学生を対象に行われた体験型プログラム「じぶんで考える食の学校」。
子どもたちが普段、当たり前に口にしている「食材」の産地を訪ねて、生産者を取材。発見したことを「ニュース」にして伝えました。

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