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〈新型コロナ〉キャンセル相次ぎ苦境のホテルが格安宿泊プラン 人混みを避けたい人や職場を離れて仕事をしたい人に 岡山・倉敷市

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 宿泊施設の予約キャンセルが相次ぐ中、新たな取り組みです。新型コロナウイルスの影響で、宿泊客が大幅に減っている岡山県倉敷市のホテルが、新しい宿泊プランの販売を始めました。

(記者) 「瀬戸大橋と瀬戸内海に面したこちらの老舗観光ホテルも新型コロナウイルスの影響を受けています。この厳しい状況を打開しようと新たな宿泊プランを打ち出しました」

 倉敷市の鷲羽山下電ホテルは、通常の半額程度の料金設定にした低価格の宿泊プランの販売を始めました。今年、節目の創業90周年を迎えましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、台湾からの団体客など予約のキャンセルが相次いでいます。  人件費を抑えるために3分の2の従業員に休んでもらうなど、厳しい経営が続いています。

(鷲羽山下電ホテル/岸伸良 総支配人) 「客室の清掃係は多いときで15人、18人で構成しているが、実際には現状2人で仕事をやっていただいている」

 感染を防ぐために、人混みを避けたい人や職場を離れて仕事をしたい人に宿泊してもらおうと、3月から低価格のプランを用意しました。

 1室2人以上の宿泊が条件ですが、平日は朝食付きで税込み1泊3300円、2泊目以降はさらに500円を割り引きます。通常の半額程度の料金設定です。

(記者) 「新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、低価格の宿泊プランの朝食はこのような弁当を自分が泊まっている部屋で食べることになっています」

 利用日により、客室のタイプが異なる場合があります。倉敷観光コンベンションビューローでは、加盟している51の宿泊施設を対象に新型コロナウイルスの影響についてアンケートを行いました。  回答があった26施設のうち、25施設が「予約のキャンセルなど影響があった」と答えるなど深刻な状況が続いています。


(岸伸良 総支配人) 「リモートワークや家族連れで人混みを避けたいというお客さんがいれば、本当に海が目の前にあるホテルで緑もたくさんある場所なので、ぜひ当館をご利用いただいて、地域経済の発展の起爆剤になればと考えている」

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