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橋脚の島をつなぐ 瀬戸芸アーティストと島民らが「そらあみ」共同制作 香川・坂出市

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 4月に開幕する瀬戸内国際芸術祭に向けて準備が進んでいます。過去2回の瀬戸芸で人気を集めた「そらあみ」が今回も展示されることになり、アーティストと島民による共同制作活動が行なわれています。

(五十嵐靖晃さん) 「3年ぶりに再会して、またみんなで編んで。各島で編んだ網を連結、つなぎ合わせて、どーんとみんなであげて、そこもまた、島の人たちの顔がそろう日にしたいなと思っておりますので」

 千葉県のアーティスト、五十嵐靖晃さん。3月2日から坂出市に滞在して、地元の人たちと一緒に「そらあみ」を制作しています。

(五十嵐靖晃さん) 「こうやってまた会える関係性、人のつながりはちゃんと残ってるんだなと。それが、3年おき、3年おきに少しずつじわじわと広がっていっているような気がしますけど」

 「そらあみ<島巡り>」は魚を取る網「魚網」を使った作品です。「橋脚の島」である櫃石島、岩黒島、与島と、埋め立てで今は陸続きの沙弥島と瀬居島が制作活動の舞台です。手編みした魚網をつなぎ合わせて縦5メートル、横60メートルの作品に仕上げます。

 五十嵐さんは7日、沙弥島を訪れ、10人余りの住民らと一緒に作業を進めました。

(記者) 「参加者の中には、過去に制作の経験がある人と今回が初めての人がいます。慣れた人が、慣れていない人に教えながら作業が進みます。雰囲気はとっても和やかです」

 「そらあみ」は、瀬戸芸が開幕する4月26日の直前に完成し、春会期中は沙弥島の浜辺に展示される予定です。

(五十嵐靖晃さん) 「島によって、島の特徴が網目に表れるんですね。島ごとの違いと網越しに見える風景、自然に反応して変わっていく瀬戸内の美しい風景を見てもらえたらうれしい」

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