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豪雨から1週間 倉敷市長が涙ながらに会見「全国の方が真備を応援」

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 西日本を襲った記録的豪雨で、岡山県で最も大きな被害を出した倉敷市の伊東香織市長が14日、記者会見で涙ながらに被災者への思いを語りました。

 倉敷市では、川の堤防が決壊するなどして住宅地の大部分が浸水した真備町を中心に51人が亡くなりました。  13日午後8時時点で11人が行方不明でしたが、14日午後5時までに全員の安否確認がとれ、倉敷市の不明者はいなくなりました。

 伊東市長は、真備町の被災状況について、「犠牲になられた方のことを思うと胸が張り裂ける思い」と語りました。  そして、被災者に向けたメッセージを問われると、「被災者の方みんな一生懸命復興に向けて頑張っていただいていると思います。市や県、国、そして全国の方が、真備町を応援してくれてると思ってますので、その思いを受け止めて皆で頑張っていきたいと思っています」と、涙で言葉を詰まらせながら述べました。

 今回の会見は、倉敷市に大雨特別警報が出された6日から1週間がたった節目ということで開かれました。記者からは復旧作業の状況や被災者支援の計画などについての質問が出ました。    記者との主な質疑応答の内容は次のとおり。

ー避難指示のタイミングにミスはなかったのか  市としてはその時点で、できる限りのことをやったと思っている。  現状、お亡くなりになった方、行方不明になった方がいらっしゃいますからそのことがよかったとか、よくなかったと言うことは差し控えたい。

ーごみやがれきの撤去について目処は立っているのか  がれきの撤去の目安はついていないのが現状。(量は)約7~10万トンと見込まれているが、復旧活動が進む中で、これからも増えていくと思う  集めたごみの処理については、県内外の自治体や事業者にすでに依頼をかけている。

ー被災者への見舞金や支援金を増やすなどの計画はあるのか  国の被災者再建支援と合わせて、少しでも多くのみなさんに真備町で生活や事業再建をしてもらいたい。市としてはこれまでとは違う形で支援していきたいと思っている。


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