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香川・豊島の太陽光発電所問題 設置ガイドライン検討へ

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 住民の95%が反対している香川県豊島の太陽光発電所の問題です。6日の香川県議会の一般質問で浜田知事は県として太陽光発電所設置のガイドラインを検討することを明らかにしました。

 6日開かれた県議会の一般質問で自民党議員会の谷久浩一議員は、太陽光発電所に関連して豊島を含めた瀬戸内海の景観保全等について質問しました。

(浜田恵造知事答弁) 「瀬戸内海の原風景を未来へ受け継いでいくことは重要であると認識しており、例えば、太陽光発電施設の設置等に関して、国のガイドラインの適用状況や他県の状況等を調査し、県としてガイドラインを作成するなどの対応策を取ることについて必要かどうか考えてまいりたい」

 浜田知事はこのように述べ瀬戸内海の環境保全に対して積極的に取り組む姿勢を示しました。

 豊島の太陽光発電所問題では、豊島唐櫃の栄山地区の2カ所にそれぞれ750kWの発電能力を持つ施設を計画していて、既に2015年に国の認可が下りています。事業者側の対応が十分でなく景観上も問題があるなどとして豊島住民の95%が設置に反対し県や国などに陳情しています。

 9月14日に初めて事業者側が住民への説明会を開きましたが話し合いは平行線のまま終わりました。現在、住民側は広島の事業者の設置面積が香川県の認可が必要な1ヘクタールを超えているとして、県に対し調査を求めています。また岡山の事業者の用地も産業廃棄物の処分場跡に設置予定で環境保護の上からも問題があるなど指摘しています。

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