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生き物大好き記者が追う!今回のテーマは大迫力、ツバメの「ねぐら入り」 岡山

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 春から夏にかけて日本で過ごしたツバメたちは秋に南へと渡ります。旅立ちを間近に控えた今、ツバメたちは河川敷などに集まって暮らしています。毎晩、数万羽がねぐらに入る「ねぐら入り」の様子を生き物大好き、佐桑記者が取材しました。

 こちらは2020年3月に岡山県備前市で撮影した映像です。ツバメは東南アジアなど南の国で越冬し、春に繁殖のため、日本にやってきます。

 繁殖の時期は主に4月から7月です。一組のペアが行う繁殖は1シーズン1回から3回ほどですが、岡山での繁殖は8月までにほぼ終わり、住宅の軒下から姿を消します。

 8月11日、川岸にヨシ原が広がる岡山市の倉敷川を取材しました。

 日が傾くと空が鉛色に染まり、辺りがひっそりと静まり返ります。午後7時を過ぎた頃、上空にツバメの群れが現れました。

(記者) 「うわ、すごい集まってきましたね。いつの間にという感じですね」

 瞬く間に増えるツバメたち、まるで渦のようです。

(記者) 「うわ、すごい。午後7時10分を越えたあたりなんですけど、ワンワンとヨシ原に入っています。どんどんすごい、目の前がすごいことになってます」

 ヨシ原すれすれの高さを右へ、左へ激しく飛び回るツバメたち。迫力ある「ねぐら入り」の様子に圧倒されます。

 日本野鳥の会岡山県支部では、この「ねぐら」に数万羽のツバメがいると推定しています。

 ツバメたちはヨシに下り、つかまって羽を休めます。大規模な集団がねぐらで過ごすのは、外敵から身を守るためなどと考えられています。

 春から夏にかけて住宅の軒下などで暮らし、子育てする様子が親しまれているツバメたち。実は旅立ち前のこの季節、毎晩、迫力ある「ねぐら入り」を繰り広げています。


 秋風立つ季節になるとツバメたちは徐々に旅立ち、春までしばしのお別れです。

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