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西日本豪雨から2年、自分に何ができるのか… 豪雨の経験を改めて考え模索を続ける住職 岡山・倉敷市

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 西日本豪雨から2年、自分に何ができるのか模索を続けている住職がいます。倉敷市真備町の寺で犠牲者を追悼する法要が行われました。

(金峯寺/青山光忍 住職) 「毎月欠かさず拝んでます、それが役割ですから」

(西日本豪雨で母を亡くした 松村好美さん) 「2年前のきょうに戻れたら母を助けることができたんじゃないかと、やっぱりこういう日を迎えるとつらい気持ちがいっぱい出てくる」

 真備町で5日に行われた追悼行事です。

(青山光忍 住職) 「あの悲しさからみんなが立ち上がっていってほしい。必死になって拝みました」

(豪雨で親戚3人を亡くした 片岡恵美子さん) 「地域の皆さんやお寺さんやいろいろな方にお世話になってやっとここまでこられた。少しほっとした面もあるし、いろいろ悔いが残る面もあるし」

 住職として多くの被災者と接してきた青山さん。西日本豪雨の経験について改めて考え、自分にできることを模索しています。

(青山光忍 住職) 「真備町でも(避難所には)収容しきれない数になってる。たまたま金峯寺は高台にありますけれど、緊急避難の避難所になれれば」

 青山さんは西日本豪雨の後、寺の裏に災害用のテントを設営しました。

(青山光忍 住職) 「その奥にうどんの炊き出し用のセットがあります」

 ブルーシートや土のう袋など避難してきた人の役に立つ物を集めています。

(青山光忍 住職) 「小さな一歩でも前へ進めていかなければいけませんので、地域のみんなとともに生きていく寺に生まれ変わればという思いですね」

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