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〈新型コロナ〉うどん店が子どもたちに「無料提供」休校で昼食に悩む保護者の手助けに 高松市

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 長期の臨時休校で保護者が頭を悩ませているのが子どものお昼ご飯です。そんな保護者の手助けをしようと、高松市のうどん店が子どもたちにうどんの無料提供を始めました。

 高松市のさぬき麺市場郷東店では24日、新番丁小学校区の3つのコミュニティセンターで配る100食分のうどんとだしを用意しました。

(記者リポート) 「こちらのお店では、天ぷらを個包にするなど感染症対策を独自に行っています。しかし、普段と比べると特に家族連れのお客さんが減っているそうです」

(さぬき麺市場/神原里司 社長) 「(春休みは)おじいちゃんおばあちゃんがお母さんやお父さんの代わりに、うどん店に子どもさんを連れて食べに来てくれる風景が普通なんですけど、新型コロナウイルスの関係でおじいちゃんおばあちゃんがなかなか出てこられない。いうことで、うどん好きの子どもにぜひおいしいうどんを食べていただきたい」

 そんな神原社長の思いを受けて、高松市のNPO法人「子育てネットひまわり」が中心となって地域の子ども食堂や学習支援施設などをつなぎ、3月24日から4月3日までの平日、あわせて1000食を無料提供します。

(記者リポート) 「提供されるうどんは衛生面を考えて、蓋付きの容器に入っています。そして、2、3時間経ってもおいしく食べられるように、店舗で出すのとは違った生地が使われているそうです」

 事前に申し込みをしていた臨時登校帰りの小中学生がコミュニティセンターを訪れ、友達と一緒にうどんを味わっていました。

(うどんを食べた中学生はー) 「とてもうれしいことだなと思います。ありがたいです。(Q.休校中の昼ごはんは?)コンビニのパンとかがほぼ毎日です」

(うどんを食べた小学生はー) 「おいしかったです。お母さんが仕事だからお弁当とかが多いです」


(NPO法人子育てネットひまわり/有澤陽子 代表) 「誰かが自分たちのことを思ってくれていて、こうやってつながることができるんだなと感じることが、日常を取り戻す一歩なのかなと思いますね」

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