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「石垣の名城」復活へ…西日本豪雨などで崩落した丸亀城の石垣 本格復旧工事始まる 香川

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 美しい石垣を取り戻します。西日本豪雨などの影響で2018年に崩落した、香川県丸亀市の丸亀城の石垣の本格的な復旧工事が始まりました。4年後の完成を目指しています。

 「石垣の名城」として知られる丸亀城。2018年の西日本豪雨や台風による大雨などの影響で、南西部の「帯曲輪(おびぐるわ)」や「三の丸」の石垣が大きく崩れました。

 丸亀市は、2018年11月から崩れた石の撤去や排水処理などの応急対策工事を進めていました。そして、1月31日に石垣を一度解体して積み直す本格的な復旧工事に着手しました。

(記者) 「高さおよそ40メートルに位置する三の丸です。大型クレーンで石を一つずつ吊り上げ、石垣を解体しています」

 30段ある三の丸の石垣は、2020年8月までに解体して斜面を安定させます。その後、2021年3月までに、崩落した石垣を全て撤去し、4月から積み直しに取り掛かる予定です。

 総事業費は31億5000万円から35億5000万円の見込みで、2024年3月までの完成を目指しています。  丸亀市には石垣修復のための募金や寄付金が、29日までに約3億6000万円集まっています。

(丸亀城管理室/上甲育司 室長) 「元の美しい石垣を皆さまに早く見せられるように、安全に気をつけて工事を進めていきたい」

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