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まもなく開幕!瀬戸内芸術祭・秋会期も新作いっぱい 本島には「人を飲み込む」空間アート 香川

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 瀬戸内国際芸術祭の秋会期が9月28日から始まります。秋会期からは本島、高見島、粟島、伊吹島の4つの島が会場に加わり、さらに見どころが増える瀬戸芸。一足先に丸亀市の本島で展示される新作をご紹介します。

 丸亀港からフェリーで約35分、人口約300人の本島。13の作品が展示されていてそのうち4つが新作です。  島内の移動はレンタサイクルがオススメ。さわやかな風を感じながら瀬戸大橋を眺めるととっても気持ちが良いですよ。

 まずご紹介するのは、タイのアーティストの作品「笠島ー黒と赤の家」です。入り口にはアート作品がのれんのように吊り下げられています。くぐって奥に行くと巨大な黒いオブジェが。焼いた杉を組み立てていて丸みがあるフォルムが特徴的です。  また、島の人と観光客の憩いの場となるスペースもあります。ソファのように見えるのはタイの伝統的な枕「キッド枕」です。

 続いてご紹介するのは、建物の中で海が見られるような不思議なアート作品です。床下に炊いたスモークを青いレーザーで照らすことで、瀬戸内海のうねりを表現した作品「海境」です。

(石井俊大リポート) 「さっきまで見ていた瀬戸内海がまるでここにあるようですが、触れないんです」

 石川県出身のアーティスト中村厚子さんの作品です。

 奥に進むと部屋の中に海面が浮かび上がっているかのような不思議な空間が。

(石井俊大リポート) 「この装置から煙がでてプロジェクターの光に当たると、まるで膜が広がったようになるんです。これを下から見上げると海の中にいるみたいです」

 見る人を飲み込むかのような空間アートは、必見です。

(アーティスト/中村厚子さん) 「実際の風によって動く作品になっています。本当に海が荒れれば作品の中の海も荒れるようになっているので、ゆっくりと動きをご覧になってもらえればうれしい」


 瀬戸内国際芸術祭・秋会期は11の島と2つの港を会場に9月28日から11月4日まで開かれます。

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