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GPSを使って自動で田植え 労働時間の短縮へ「スマート農業」の実証実験 岡山・真庭市

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 岡山県真庭市で、自動田植え機などを使ったスマート農業の実証実験が始まりました。労働時間の短縮にもつながります。

 真庭市の農事組合「寄江原(よりえばら)」で始まったロボット技術やAIなどを活用した、「スマート農業」の実証実験です。お披露目会には岡山県や真庭市の職員、地元の農家などが集まりました。

(記者) 「自動田植え機ではこのように手を離していてもまっすぐ前に進んでくれるんです。初心者でも簡単に田植えをすることができます」

 自動田植え機は、GPSを搭載し位置情報で真っすぐ進みます。さらに、苗の間隔もキープします。農家の減少や高齢化による 人手不足の課題を作業の効率化により解消することが期待されます。

(地元農家は-) 「これがもう次世代の農業じゃな。もう農業するもんがおらんなっとるけんな、こういう機械に頼ってやるよりほかに方法がないかもしれんな」 「担い手の方がやっていく上で自動化、ITの農業いうのは不可欠になるんじゃろうと思います」

 真庭市の太田昇市長も自動田植え機を体験しました。

(真庭市/太田昇 市長) 「運転していないという感じ非常に快適ですし、農業が楽しくなると思います」

 真庭市は農林水産省が実施する、「スマート農業技術の開発実証プロジェクト」に採択されました。

 自動田植え機のほかにも、1ヘクタール約10分で農薬をまくことができる散布用ドローンや斜面に立つことなく操作できるラジコン草刈り機、スマホで水の量を管理できるシステムなどを活用します。

 こうしたスマート農機の活用で労働時間の26パーセント削減と、穫量の13パーセント向上を目指します。

(太田昇 市長) 「若い人が農業に入ってくる魅力、そういう場に必ずなると確信しています」


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