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裁判員制度が始まって10年 裁判官と裁判員経験者が語る 香川大学

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 21日で裁判員制度が始まって10年となりました。裁判員制度について理解を深めてもらおうと、20日、高松地方裁判所の裁判官と裁判員に参加した人が、香川大学で経験を語りました。

(高松地裁/三上孝浩 裁判官) 「私たち、皆さんが裁判員(制度)をつないでいっていただければと思います」

 香川大学で講演したのは、高松地裁の三上孝浩裁判官と、裁判員を経験した30代と40代の男女3人です。講演には香川大学の学生ら約250人が集まりました。

 裁判員制度は、殺人や放火などの重い罪に問われる刑事裁判が対象で、審理に国民が参加するものです。21日で導入から10年を迎えました。

 高松地裁では去年までに116件の裁判員裁判を扱い、636人が裁判員として参加しました。出席率の低下が全国的に課題となっていて、去年、裁判員を辞退する人の割合が過去最高の67%となっています。

(記者) 「年々、出席率が低下しているということでした。裁判員を経験された皆さん、もし2回目があるとしたら出席されたいかどうか教えてください」 (30代男性) 「選ばれたからには、役割を全うしたい」 (40代女性) 「2回目をさせていただく自信は、ないかと思ったりもした」

 他にも裁判員を経験した人たちは、「丁寧な説明で理解しやすかった」「話しやすい雰囲気で意見しやすかった」などと参加した感想を話していました。

(香川大学法学部1年生) 「実際に行かれた人の話を聞いて。こんなに行きやすいところなんだと思った」

(香川大学法学部3年性) 「(制度に参加するために)仕事を休みにくいとか、大学生が経済的に困っている状況を社会から変えていかないといけないと思う」

(高松地裁/三上孝浩 裁判官) 「国民市民が参加することは、とても意義のあることだと思うので、この後もずっと続いてほしい」


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