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水害が起きたとき、人の命をどう守る? 若手消防士が水難救助訓練 岡山市

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 岡山市の若手消防士が、水の中での救助活動を想定した訓練を行いました。

 16日の訓練に参加したのは、岡山市消防局の2年目から4年目の若手消防士45人です。

 まず初めは、「ヘッドキャリー」と呼ばれる救助方法を実際に行いました。溺れている人の頭を持って、呼吸を確保しながら運ぶ基礎的な救助方法です。  そして、遠くにいる人を安全に救助できる「スローバッグ」。溺れている人がつかめるように遠くに投げられるまで繰り返し練習します。

 水に触れる機会が増える夏に向けて毎年行っていますが、今年の訓練は特別な意味を持っています。

(岡山市 東消防署/北見聡宏 救助隊長) 「(西日本豪雨の際)もっとあれができたんじゃないか、これができたんじゃないか、こういう知識があったら、もっと活動できたんじゃないかっていう課題があったと思います」

 大規模な水害を想定して、救助用装備を着けて泳ぐ訓練や冠水した道路の歩き方などを徹底して繰り返しました。

(記者) 「去年の西日本豪雨でも使用したラフトボート。安全かつ効率的な救助方法を若手の消防士たちが学びます」

 6人が乗せられるラフトボートでの救助訓練は、若い消防士にとって大きな経験になりました。

(岡山市 北消防署 津高出張所/福岡正基さん) 「自分が持てる技術とか、知らない知識とか、幅広い災害に対する自分の知識、力をつけていくことが、より多くの市民の命を救うことにつながる」

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