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モノの値段が上がっている今こそ「投資」を! 専門家がポイントを解説

毎日の暮らしに役立つ情報をお届けする「くらしのアイデアパーク」。今回のテーマは、「投資」です。

[アンケート]「投資」をしている?

Park KSBアプリで皆さんが「投資」をしているのか聞いてみたところ、「している人」は3割ほどでした。

「している」人に「始めたきっかけ」を聞くと、「金融機関の勧め」「株主優待が魅力的」「銀行の低金利より良い」が多くありました。

一方、「していない」人で多かった理由は「損をするのが怖い」「お金の余裕がない」、そして「よくわからない」というものでした。

今はこの「投資」を含めた「資産形成」を高校生も学ぶ時代なんです。

高校の教科書にも追加 「資産形成」の重要性

高校の家庭科の教科書には、出産には約50万円、家を買うのには4000万円あまり、老後の生活費はひと月22万円など……これから生活する上でかかるであろう平均の費用が書かれています。「将来に備えてお金をためている」という方も多いのではないでしょうか。(出典:教育図書)

学習指導要領の改定によって2022年度から高校の家庭科で拡充された金融教育。中でも、新しく入った項目が「資産形成」です。

(香川県教育委員会 高校教育課 家庭科担当/井上真弓さん)
「金融商品のメリット・デメリットを理解させるとともに教育・住宅・老後の資金、また、さまざまなリスクに備えて運用したり貯蓄をすることの大切さについて伝えたい」

「長期的な経済計画を立てることで夢、目標、やりたいことが実現できる可能性が高まると思います。お金に対する情報を取捨選択し、自分の目標・目的にあった資産形成をする力を身に付けてほしい」

家計における金融資産の構成比を日米で比較したものによると、日本は、金融資産の半分以上を現金や預金で持っていて、株や投資信託などは16%ほど。一方、アメリカは現金・預金の割合が低く半分以上は株など資産運用に関わるものが占めています。(出典:日本銀行)

そんな中――。

(岸田文雄 総理)
「貯蓄から投資へのシフトを大胆・抜本的に進め、投資による資産所得倍増を実現します」

岸田総理は5月、イギリスの金融街での演説で国内の預貯金を投資に回すよう促すなどの「資産所得倍増プラン」を進めていくと訴えました。

しかし、「いきなり言われても難しい……」そんな人のためにお金に関する「もやっとポイント」を教えてもらいます!

百十四銀行の山下砂智子さんからアドバイス!

教えてくれるのは百十四銀行の山下砂智子さんです。山下さんは、さまざまなモノの値段が上がっている今こそ「投資」が重要だと考えています。

(百十四銀行 リテール推進部 資産形成グループ/山下砂智子さん)
「モノの値段が上がってもお金の価値が増えないことは、日本人の金融資産の価値が目減りしてしまうということ。意識を変えてモノの値段と一緒にお金の価値を大きく増やしていく投資行動をしないといけないということ」

例えば、今、100万円のものでも価格が上がると買えなくなってしまうかもしれません……。

仮に投資信託で「100万円」を利回り1%で運用できた場合は、10年間で10万4600円あまり増やすことができます。

ちなみに「100万円」を銀行の普通預金に預けた場合、今の金利では10年間預けても利息は「100円」です。

一方、投資にはリスクがあることも理解しておかなければなりません。

「投資はあくまでも自己責任ですので、許容できる金額の範囲内で行っていただきたいと思います。投資の基本はやはり積立・分散・長期投資で、投資信託なんかだと少しの金額で。(ハイリスク・ハイリターンの)株式から始めるのではなく、税制優遇制度もある『つみたてNISA』とかiDeCoから始めていただくのがいいと思います」

「つみたてNISA」と「iDeCo」の特徴は?

つみたてNISA」は「長期・積立・分散」の投資を支援するために2018年に始まった非課税の制度です。

金融庁が普及を促していて、国の基準を満たした特定の投資信託から選ぶことができます。その分、選べる商品は限定されています。

そして、「iDeCo」は「公的年金」に上乗せして準備する「私的年金」の一つで、厚生労働省が「老後の資産形成」として利用を促しています。

65歳未満の人が加入でき、毎月、自分で設定した「掛け金」を積み立てて投資信託などで運用します。

「掛け金の全額」が所得控除の対象になるので所得税などを軽減することができます。一方、原則60歳になるまでは資産を引き出せず、口座管理の手数料がかかります。

ただし、いずれの制度も「元本割れ」、つまり損をするリスクはあります。

それらも踏まえた上で、「投資」「資産形成」について考えてみてはいかがでしょうか。

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