奈良から香川へ!
手掛けるジャンルは幅広く
オールラウンダーを目指して

報道クリエイティブユニット
吉岡 美保

地元を離れて香川へ

香川には親戚がいる訳でもなかったんですが…(笑)。以前から「瀬戸内国際芸術祭」に興味があって訪れていたので、いいところだなとは感じていました。前職で自分が生まれ育った地元・奈良のローカル局で働いていたこともあって、地元ではないローカル局で仕事をするってどんな感じなのかな?って。そんな興味が湧いて香川に来ることを決めました。
働き始めて気付いたことが2つあります。一つ目はKSBは岡山・香川と県を跨いだエリアの局であるということです。私は普段は香川にいるので、情報が偏らないよう両県バランスのいい番組を作ることを意識していますね。二つ目は海があるということ。奈良は海がないのでどうしても山に視点がいくことが多かったです。その点、香川では島に行ったり海の取材があったりすることがとても新鮮に感じました。知らない土地なので一から勉強することも多いですが、それが楽しいんです。K S Bに入社しなければ、こんなに香川に詳しくはならなかったのではないかと思います。自分が生きていく上でも、豊かになったなと感じますね。
東京の制作会社に勤めていた時もあったのですが、その時に全国各地や海外に行く機会も多かったので、それぞれの土地の文化や人について、新しく吸収することが今でも好きです。元々旅行も好きなので、プライベートでもあちこち行くのですが、仕事で行くのとはやっぱり違います。仕事だとより深く関われるというか、その土地に入り込んでいくので違った刺激があって面白いんです。

「ヒルペコ」で地域を元気に!

「ヒルペコ」という番組は前担当者が立ち上げ、引き継ぐかたちでプロデューサーになりました。ただ、そのタイミングでこれまでの番組テイストから大きくリニューアルすることに!変えるということは、それまでの視聴者が離れていく危険性もあるということ。初めはどうやって視聴者を定着させるのか悩む日々でしたが、試行錯誤を重ね視聴者も定着してきた頃、今度は新型コロナの危機が…。
コロナ禍において、「食べながら喋る」「食べている人がいる店舗で撮影する」といった、これまで当たり前だったことが気軽にできなくなりました。緊急事態宣言下では、店舗での撮影も危うい時期も。感染予防対策は徹底しながらも、バラエティー番組であるからには、視聴者に「苦労しながら撮影しているな…」と感じさせないようにしたいと思いました。そこで、新しくテイクアウトをテーマにした企画を盛り込みました。商品を持ち帰り、撮影は社内食堂で。みんなが苦しい時だからこそ「楽しさ」を提供できるように、工夫しながら番組制作を進めました。
また、私たち以上に最も大変だったのは飲食店の方々です。少しでも力になりたいと思って立ち上げたのが、「岡山 香川 ヒルペコ飲食店・小売店応援サイト」です。テイクアウト提供や感染予防対策を行なっている飲食店情報のまとめサイトを作り、多くの飲食店の方に登録していただきました。その結果、登録店舗は現在460店舗以上に!ヒルペコで培った飲食店との連携に加え、テレビ局の発信力を活かし、さらに部署の枠組みを超えビジネス戦略ユニットにも協力してもらい、起案から実現までスピード感を持って動けたことが一番よかったです。バラエティー番組は視聴者に楽しんでもらえることが一番ですが、同時に取材先の飲食店の役に立つこと、視聴者にはいい情報を得られたと感じてもらえること、その両者が幸せになる番組こそが、社会の役に立つことにも繋がるのではないでしょうか。そんな想いがコロナ禍を通してさらに大きくなりました。

ドキュメンタリーの魅力

最近は、取材に出て番組制作する機会が減っているんですけど…。元々ドキュメンタリー番組を制作したいという強い想いがあったので、入社1年目で「報・動・力 ともに学ぶ ~岡山自主夜間中学の1年~」というドキュメンタリーを制作し、岡山の自主夜間中学に1年間密着取材しました。取材を始めた頃、岡山に初めて自主夜間中学ができたのですが、実は奈良には公立・自主合わせて6校の夜間中学があって、私にとっては身近な存在だったんです。まだ浸透していない岡山・香川の人たちに理解してもらうには、どうすればいいのか。私の視点で伝えられることがあるのではと思いました。番組を通して、少しでも皆さんに知ってもらうきっかけになってくれていたら嬉しいです。
2~3年目に制作した「テレメンタリー2019 長生きしてよかった~強制隔離と現代アートの島で~」では先ほどの番組とは異なり、題材となったハンセン病についてほとんど知識がありませんでした。瀬戸内国際芸術祭の取材で初めて大島に訪れた時、ハンセン病療養所の入所者の男性が「長生きしてよかったなぁ」とおっしゃったんです。入所者の方々は、国の誤った法律によって長年強制隔離され、差別や偏見など過酷な経験をされてきたはずなのに、何でそんなことを言うのだろう?と不思議に思い知りたくなりました。まずは自分が知らなかったことを知り、それを伝えることで、誰かの考え方が変わったり、社会が変わったりするきっかけになることも。それがドキュメンタリーの魅力です。
どちらのドキュメンタリーも「番組を放送したから終了」ではなく、継続して情報発信を続けています。当時取材したことが今もずっと繋がっていると感じられるのは、この仕事のやりがいですね。

これからの目標は…

入社してまる4年が経ったのですが、振り返ってみると早くからチャンスをもらい、いろんなことに挑戦できていると感じます。夢はいつかK S Bの看板になる番組を制作することです。あと、ドキュメンタリーだけに限定して始めた仕事でしたが、ジャンルの違う番組制作も経験したことでそれぞれに面白さを感じるようになって。ジャンルに捉われず、オールラウンダーのようになれたらいいなとも思います。
就職してから、自分の作りたいものを作る!という道を幸いにも歩んでくることができました。これからは番組制作の仕事にずっと携わってきた私の経験を若い人たちにも伝え、残していきたいと思っています。この仕事を辞めずに続けてこられたのは、その当時は意識していなかったですけど、周りの人たちが支えてくれていたおかげだったので。同じように自分自身も誰かの支えになって、それがどんどん次の世代へと繋がっていくといいですね。

やりたいことに、まずはチャレンジ

やってみて分かることもたくさんあるので、あまり難しく考えずにチャレンジしてみてほしいです。何に縁があるかも分かりません。面白そう、楽しそうと思えることに挑戦してみたらいいのではないでしょうか。
KSBは「こんなことがやりたい!」いうことに挑戦させてもらえる会社です。失敗することもあるかもしれませんが、やってみたいと自分から提案する勇気が持てる人に向いているかなと思います。経験の少ない1年目であっても、周りにはサポートしてくれる人たちがたくさんいるので、安心してください。ぜひ果敢にチャレンジして欲しいです。

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プロフィール

2017年入社/奈良県出身
同志社大学 文学部卒

東京の制作会社と地元奈良のテレビ局を経てKSBに入社。地元以外のローカル局で仕事をすることに興味を持ち香川県へ!入社後はドキュメンタリー番組の制作、現在は「ヒルペコ」プロデューサーや「News Park KSB」の総合演出などを担当。

とある1日の仕事の流れ

9:30
出社・1日のスケジュール確認・前日の視聴率や他局の放送をチェック
10:00
News Park KSBの構成を決めて、プロデューサー・デスク・MCと打合せ(どんなニュースをどんな順番で放送するか)
12:00
昼食(百菜家orヒルペコで放送したお店など)
13:00
ヒルペコのディレクターと打合せ・VTRチェックなど
15:00
5分間のクリーンタイム(社内5S活動の一環)
自分が興味のあるネタについてリサーチ・企画書を作成。最近はSNSで何が話題になっているのかをよくチェックします。
16:00
News Park KSB の打合せ・リハーサル・VTRと原稿のチェック・生放送(OAD=オンエアディレクターを担当・番組全体の進行を指揮する仕事)
19:00
反省会・翌日の準備
20:00
退社