• 中内 一詞 (2005年入社)

    新社屋建設時は経営管理ユニット。現在は、コンテンツ事業ユニットマネジャー。

  • 浜辺 亮介 (2012年入社)

    新社屋建設時は技術ユニット。現在は、報道クリエイティブユニット所属。

  • 大西 智博 (2018年入社)

    新社屋建設中の2018年8月に入社し、技術ユニット所属。(現在も技術ユニット所属)

1969年の開局以来、初めてとなる高松本社の移転。全社をあげての大きなプロジェクトであったことは言うまでもありませんが、その中で若手ながらも重要な役割を果たした3人の社員に、今回の移転で果たした役割や、その業務を通じて学んだことなどについて、聞きました。

社屋移転で果たした役割

新社屋の新しい働き方とは

中内
私は新社屋の什器の導入を担当し、皆さんが普段働くオフィスエリアの什器(デスク・チェア・キャビネットなど)、様々な人が協働するコワーキングエリアの什器(エントランスのソファー、各会議室のデスク・チェアなど)と、大きく分けて2つのエリア両方の什器に関わりました。現在の什器に落ち着くまでに、実は数えきれない程の社内提案を繰り返して、それだけのこだわりが詰まった什器が揃えられています。今回担当になって、どんな什器を導入するかを考える前に「働き方をデザインする」ことの重要性を知りました。働く人たちが活き活きと仕事をし、会社としてはアウトプットの質や量を高めるためには、どういう働き方、どういう人の流れを生み出すべきか、という「働き方」の目標が前提にあって、それを実現するものが「レイアウト」や「什器」なんです。
当初は社員からヒアリングした意見を重視し過ぎて、まとめるのに苦労しました。一般的に、人は長年慣れていることはなるべく変えたくないという習性もあるため、これまでの働き方をなるべく変えたくない、という意見も少なからずありました。新しいことに対して前向きな人もいれば、変わることに不安を感じる人もいるんですね。
会社として目指す「働き方」を社員に打ち出して、それをベースに引っ張っていくことが大事だと、この業務にある程度取り組んだところであらためて理解しました。初めからそのように進めたら良かったなというところが反省点としてあります。
浜辺
ノートパソコンを持って、皆がどこでも働けるっていうのは、以前と比べて働き方が大きく変わりましたよね。
中内
そうですね。
大西
移転後に「フリーアドレス化」されると初めて聞いた時、正直どんな働き方になるのか全くイメージできなかったです。これは当初から決めていたことでしたか?
中内
当初から“新社屋移転を機にやるべき”と考えていました。ただ、絶対に反対意見が出ることも分かっていたので、反対意見にどう向き合うかという課題も感じていました。最終的には会社から「新しい働き方の方針」として打ち出すことで、進めていくことになりましたが、これが最も大事なことでしたね。
「フリーアドレス化」に成功している企業の多くは、経営層からの明確なメッセージに沿った働き方を実践しています。会社からの強烈なメッセージがないと、結局上手くいかなくなることが多いです。「フリーアドレス化」に対しては、確かに不安だという意見が多かったのは事実です。
浜辺
個人のデスクがなければ、「内線電話はどうなるの?」と社員同士で話題になっていましたよね。(※最終的にスマートフォン・パソコンに内線電話と同じ機能を持たせるアプリを活用し、社外・社内どこでも連絡が取れる仕組みを導入)
中内
働き方を変えるのは大きな変化が伴うことで、不安なことや困ることをまず思い浮かべる社員は多かったはずです。しかし、会社が一つの方向を向いて、変わっていくという意味では、その過程は必要であったと感じています。
中内
旧西宝町社屋では、個人のデスクがあり、席の移動は会議室へ移動するくらいだったと思います。今回の新しい働き方には「Encounter(偶然の出会い)」というテーマがあり、社内で働いている人も積極的に動いて仕事をする環境になったことで、たまたま出会った人との雑談や会話が生まれ、そこから新しいアイデアが生まれたり、ビジネスが生まれたりする可能性を期待しています。
浜辺
以前に比べて、社内を歩くようになりましたよね(笑)。移転当初はなかなか慣れなくて、自動販売機に行くにも遠いな…って思ったりしていました。
中内
例えば、コピー機やゴミ箱、文具置き場はフロアで1ヶ所にまとめ、毎日使う場所に人の流れが集まるようになっています。この場所から「最近どうなの?」「こんな計画があるんだけど、興味ない?」と自然に会話が生まれることが狙いです。また「フリーアドレス化」によって、毎日隣にいる人が変わるので、ユニットの垣根を越えた社員の交流が増えているなと感じますね。例えば、移転後は会議室の数が少ないと感じたことはないですか?
大西
あります。確かに、会議室が殆ど埋まっていて困ったこともありますね。
中内
実は旧社屋より会議室の数は増えているんですよ!なのに、そう感じるのは、社員の交流が盛んになり、コワーキングエリアや会議室などの対話の場が積極的に利用されている証拠なんです。社内環境の活性化という点では、会社の狙い通りの方向に向かっているのではないのかなと感じています。
中内
あとは、大きな変化として「ペーパレス化」も進められています。
デスクに収納(引き出し)が備わっていないので、オフィスエリア内にある個人ロッカーに入る量しか荷物を持てなくなりました。その結果、毎日必要なものと不必要なものを整理する習慣が出来たと思います。それに伴い、今ではなるべく印刷せずにデータでやり取りするという習慣がしっかり根付いてきたのではないでしょうか。
浜辺
引越しの際、(当時、所属していた)技術ユニットもオフィスに保管していた書類を大量に捨てました!
中内
収納への考え方にも、大きな変化がありました。現在オフィスエリアにある共用の収納棚には、日々の業務に必要な最低限の書類のみ残し、使用頻度が低いものは別フロアにある共用倉庫に保管するルールとなっています。旧社屋と比較して、オフィスエリアの収納スペースも減りましたよね。その分、オフィスエリアのスペースにゆとりを確保し、人が働く場所として有効活用できています。
移転して1年が経ちましたが、働き方が完成している訳ではありません。ハードとソフトを組み合わせて、これからも皆さんが働きやすい社屋を創り上げていくことが大切なのだと思います。
大西
什器の中で特に驚いたのは、オフィスエリアの机が台形だったことです!
中内
それも意味があって台形を選びました。コロナ禍において、しっかり間隔を離して仕事をすること出来るし、台形を上手く組み合わせればちょっと集まってミーティングをすることも簡単に出来るようになっています。柔軟な働き方が可能ということですね。
浜辺
コワーキングエリアはまた雰囲気の違う、おしゃれな什器が多いですよね。
ここにも何かこだわりがありますか?
中内
人にとって心地よい空間であると同時に、お客様に使って頂く空間にもなるので、デザイン性も意識して選ばれています。また、それぞれの場所ごとに全く違う什器を用いているのもこだわりの一つですね。これも、Encounterや人が動くという狙いに基づいたもので、今日は“あの場所で仕事をしよう”とその日の気分や打合せの内容などに合わせて場所を選べるようにするためなんです。
大西
FM香川の横の通路に設置してあるスチールのデスクチェアは、夏場はひんやりしてて良いな〜とか、気分によって選んでいる人もきっと多いはずです。
中内
コワーキングエリアは大きく分けると、『予約制の部屋タイプ』と『予約無しでふらっと使えるオープンスペースタイプ』の2種類があるので、状況に応じて使い分けながら活用してもらいたいです。一人で集中して仕事をしたい時、オープンスペースタイプのコワーキングエリアを活用している人を日常的によく見かけるようになりました。
浜辺
私もふと気分を変えてみたくなって、外のスペースで仕事をしてみたことがありますよ。

Copyright (c) Setonaikai Broadcasting Co.,Ltd. All Right Reserved.