防災グッズ、何をそろえる? 防災士兼気象予報士のアナウンサーに聞く

防災士・気象予報士でもある、KSB瀬戸内海放送の赤木由布子アナウンサー

9月1日は防災の日です。地震や台風、津波など自然災害が多い日本で、災害から身を守るためには、今からできる備えをしておくことと、災害発生直後に自分の身を守る行動をとることが重要だと言われています。

今回は気象予報士、そして防災士でもあるKSB瀬戸内海放送の赤木由布子アナウンサーに、すぐにできる訓練やオススメの防災グッズについて聞きました。

災害を想定する訓練はすぐにできる

「災害はコロナ禍だから起こらない、なんてことはありません。いつ起こるか分からないものに対して、すぐに行動できるように、日ごろから、頭の中でシミュレーションしておくのも大切な訓練なんです」

最近はコロナ禍の影響もあり、地域の防災訓練の場が減っています。しかし、防災訓練に参加せずとも出来る訓練はあるといいます。例えば、家族でハザードマップを見て避難場所や避難行動のシミュレーションをしておくだけでも、災害発生時に自分の身を守る行動ができます。

「災害によっても、逃げる場所は変わります。実際に想像しておかないと、動けないですよね。それを家族で話し合ってもらいたいです」

予め想定をしておくだけでも、対策や備えにつながります。例えば、地震が起きたら倒れてくる家具はないかと想像する。暗いときに避難するとしたら?と想像する。それだけで、家具の配置を変えたり、暗いところで光る蓄光シールを貼ったりするなどの対策が可能となります。

赤木アナのオススメ防災グッズ

最近は防災グッズも増えて、手に入りやすくなったと話す赤木アナ。その中でもオススメの防災グッズについて聞きました。

防災グッズを並べて説明する赤木由布子アナ

【防災食は食べ慣れているものを】
「ぜんざい」や「干し芋」がオススメ。防災食の中には、普段食べないものも多いので、作り方が分からなかったり、味の好みが合わなかったりすることがあるそうです。「ぜんざい」と「干し芋」はそのまま食べることが出来て、腹持ちもよくエネルギーにもなります。

「ぜんざい」や「干し芋」はそのまま食べられる

【情報源の確保】
乾電池式の携帯電話の充電器や、ラジオがオススメ。災害時は電気が通っていないことも考えられます。携帯電話で連絡が取れる状況だというだけでも、安心につながります。

乾電池式だと電気がなくても使用可能

【電気を使わずに体調管理】
手動の扇風機やカイロ、アルミシートがオススメ。避難時は、自分の体調管理も重要です。電気を使わない、手動の小型扇風機やカイロは持っていると便利。またアルミシートは、軽い上に、暑さ、寒さいずれにも対応可能で、防水機能もあるので重宝します。

レバー押して動かす手動扇風機と貼るタイプのカイロ

これらは一例ですが、まずは自分が揃えやすいもので少しずつでも備えをしておくことが重要だといいます。

防災を身近なものに

災害時には、より多くの人に「命を守る行動」を伝え続けることがアナウンサーである自分の使命だと、赤木アナは話します。

「最近は、豪雨災害など気象が関係する災害も増えていますよね。アナウンサーとして、よりしっかり伝えるためにも、『どのくらい危険なのか』『どうやったら身を守れるのか』を伝えることを意識しています。防災や気象に関する知識があれば、皆さんにより届きやすいのかなと」

そして同時に、今からできる準備や心構えを伝えていくことも重要な役割の一つだと考えています。赤木アナは、夕方のニュース番組「News Park KSB」内の「こつこつ防災」というコーナーでも、手軽に始められる防災術やコツを紹介しています。

「防災というと、敷居が高いと感じる方も多いと思います。まずは自分の身の回りを見渡すことからでも、本当に自分の始めやすいところからでいいので、少しずつでも備えを進めてほしいと思います。そのためにも、皆さんの近くから、身近な防災を伝えていくことが大切だと思っています」

※本記事は、ほ・とせなNEWS(https://www.hotosena.com/article/14429429)で配信されたものです。