ホーム > 中四国3局報道特別番組「わが町は、今 ~西日本豪雨から1年~」

中四国3局報道特別番組「わが町は、今 ~西日本豪雨から1年~」

2018年7月、西日本を襲った平成最悪の豪雨災害。
河川の堤防が決壊し、町の全域が浸水した岡山県倉敷市真備町。
広範囲で発生した土砂災害などで130人以上が犠牲になった広島県。
大規模な土砂災害でみかん山が崩れ、主要産業が窮地に立たされた"みかんのまち"愛媛県宇和島市吉田町。
大規模な浸水が発生したメカニズムや、課題となった住民の避難行動。
復興を目指す若者たちの姿など、発災から1年、浮き彫りになった課題を伝える。

岡山100年間で15回浸水 検証「水害はなくなるのか?」

町の総面積の4分の1、主要部の大半が水没し、51人が犠牲になった倉敷市真備町。高梁川と小田川という2本の1級河川が合流するこの地域は過去100年間に15回ほど洪水が起きている、いわば水害多発地帯だった。
しかし、住民の多くは過去の経験などからこれほどの被害が生じるとは予想しておらず、建物の2階や屋根などに取り残される結果となった。

岡山大学 前野教授・赤穂准教授によるシミュレーション

小田川本流と支流合わせて8カ所が決壊した原因はどこにあったのか。大学教授が作成したシミュレーションから水害の全体像を探る。出水期を迎え、決壊した箇所の復旧工事は6月中旬に終わった。しかし、国や県は昨年と同じ規模の豪雨に見舞われた場合、再び同じ被害が出る可能性があるという。8000人が未だ自宅に戻れない中、不安な日々は続く。

広島広範囲で土砂災害 課題となった”避難の壁”

広島県熊野町の住宅団地「大原ハイツ」。団地裏山の土砂が崩れ、12人が犠牲になった。
夫を亡くした女性は、あの日、裏山の異変に気がついていながら逃げることができなかった事を後悔し”早めの避難”の重要性を再認識したという。
住民らは独自に避難マップを作成し、警戒レベル4にあたる避難勧告を想定した避難訓練を行った。その4日後、広島市や熊野町などに“警戒レベル4”が発表。
その時、熊野町の住民、そして県民は”早めの避難”を実践したのか、検証する。

愛媛“愛媛みかん発祥の地” 復興を目指す若者たちの1年

愛媛県で被害の大きかった地域の1つ、宇和島市吉田町。
土砂崩れでみかん山が大きな被害を受けたこのまちは、
“愛媛みかん発祥の地”だった。

「変わり果てたふるさとを元気にしたい」
その思いで立ち上がったのは地域の若手農家たち。かつてない苦難にどう立ち向かうのか。
ひたむきさと団結力で復興への歩みを進める若者たちの1年を追った。