刺繍に思いを込める
島のお母さんたち

粟島のお母さんたちは、毎週土曜日に有志で集まって島のお土産を刺繍で作り、旧粟島中学校の校舎を活用したアート施設「粟島芸術家村」で販売しています。軽快なおしゃべりのもとで一針ひと針丁寧に形取られた、世界に一つだけのお土産刺繍サコッシュは一級品。その売り上げは、芸術家村の維持費にあてられています。粟島では、毎年のように国内外のアーティストが数か月にわたって滞在制作し、島の人たちと一緒に特別なアートを作り上げているのですが、その作品の手伝いで刺繍に挑戦したのが、活動のきっかけだということです。芸術家村は、瀬戸内国際芸術祭の期間外でも毎週土曜日に開館しており、お母さんたちに会うことができます。