粟島

香川県西部の三豊市・須田港から船でわずか15分。上空から見る島の形は船のスクリューのよう。
それもそのはず、この島には日本最古の海員養成学校がありました。
今も元船乗りさんやその家族などが暮らし、訪れた人々をもてなしています。
島の人たちのあたたかさが生みだした特別なアートにも出会えます。

粟島の
島時間スポット

香川しまびより

FM香川「香川しまびより」 地元FMラジオ局が取材した、島に暮らす人々の豊かな島時間をご紹介します。

アドバイス

わたしたちが島暮らしを通じて学んだこと、一観光客だったあの頃に知っておきたかった島旅のコツをお伝えします。

飲み物・軽食等は出発前にご準備を!

飲み物や軽食と、絆創膏や常備薬などの「もしもグッズ」を持って行くべし。
街ではあちこちで見かけるコンビニやスーパーも、海を隔てた小さな島ではたいへん稀有な存在です。コンビニがあるのは小豆島と直島のみ。中には、商店や自動販売機のない島もあります。だからこそ、日常を離れたのどかな雰囲気で満ちているのです。また、混雑する瀬戸芸期間中は、飲食店が満席で「ランチにありつけない!」という場合もあります。飲み物や軽食を携行しておくと安心です。特に暑い夏場は、多めに水分を持って行きましょう。「靴擦れしちゃったから絆創膏を買いたいな」そんなときも、我が身を助けるのは我が備えです!

券売所に長蛇の列…港の注意点

香川県の島々を結ぶほとんどの航路が、予約制ではなく先着順です。港のチケット売り場に並んで紙のチケットを購入し、乗船の列に並ぶ必要があります。瀬戸内国際芸術祭の期間中などの混雑時期は長蛇の列になることも。船の定員を超えた場合は、乗りきれずに“積み残される”こともあります。繁忙期は各船会社が臨時便を運航することもありますが、「どうしてもこの時間の便に乗りたい!」などの事情がある場合は、1時間前には乗り場に着いておくのが安心です。もし時間が余っても、乗船の列に並びながらしまれびを見たり海を眺めたりして過ごせば、島旅の空気を満喫できるはず。

現金を持っていこう

船の券売所や島の飲食店では、現金しか使えないことがよくあります。また、券売機や自動販売機の紙幣投入口は、1000円札しか入らないこともあります。小銭や1000円札を多めに持っていきましょう。

虫対策&暑さ対策を

島の虫は手強いぞ! 特に夏場は、虫よけの準備をしておくと安心です。また、島は日陰が少ないので、水分はもちろん、日焼け止めや帽子もお忘れなく。基本的には歩きやすい靴がおすすめです。

港の駐車場には限りあり

粟島を訪れる前、三豊市の須田港には無料の駐車場がありますが、繁忙期は満車の時間帯もあるため、車で向かう場合は時間に余裕を持って来ることをおすすめします。もちろん、車以外の手段で港に行くこともできます(JR詫間駅前と須田港前を結ぶ市営バスがあります)。

船について

船の切符は片道の販売のみです。粟島に着いたら、余裕のあるタイミングで早めに帰りの切符を買っておくことをおすすめします。 午後の帰りの便のピークは14時台、次は17時台(繁忙期は臨時便が出る場合もあり)。せっかくならゆっくりとした島時間を感じて17時台でお帰りください。多くのアートスポットは、16時で観覧終了ですが、船までの待ち時間は、港周辺の自然のスポットや島の方々のおもてなしスポットで、のんびりと島の思い出を感じて帰るのがおすすめです。

島内の移動

粟島内の移動手段は、徒歩、レンタサイクル、グリーンスローモビリティ(時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した移動サービス)です。多くのスポットは粟島港の周辺に集中しているので徒歩で大丈夫です。ただ、静かな島の東側に行くなら電動レンタサイクルか、相乗りのグリーンスローモビリティー(ダイヤ要確認)で行くのがおすすめです。レンタサイクルは数に限りがあるのでご注意を。

土曜に毎週開いています

瀬戸内国際芸術祭の期間以外も「粟島芸術家村」「漂流郵便局」は、基本的に毎週土曜日に開いています。時間が足りない、もっとゆっくり見たかった…そんなときはぜひまたゆっくり訪れてくださいね。

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