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差別の歴史を若い世代へ…「人間回復の橋」開通30周年 ハンセン病療養所がある岡山・長島

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 2つのハンセン病療養所がある岡山県瀬戸内市の長島と本土を結ぶ「邑久長島大橋」が、開通30周年を迎えました。

 1988年5月9日に開通したこの橋は、別名「人間回復の橋」とも呼ばれています。

 国の誤った政策によりハンセン病患者が隔離、収容された長島。本土との距離はわずか30メートルほどですが、この橋の開通までは自由に行き来することができませんでした。

(長島愛生園入所者自治会/中尾伸治 会長) 「この療養所の歴史を何としても残しておきたい」

 現在、ハンセン病療養所の長島愛生園と邑久光明園の入所者の平均年齢は85歳を超えています。その差別の歴史を若い世代にどう語り継いでいくかが課題です。

(邑久光明園入所者自治会/屋猛司 会長) 「我々がおらんようなっても人権教育の場としてこれから、子どもたち、学校教育においても大事な場所であってほしい」

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