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カワイイの歴史を紐解ける?マイメロディとキキ&ララ展 岡山・新見市美術館

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 「カワイイ」の歴史がわかります。岡山県新見市の美術館で、サンリオの人気キャラクター、マイメロディとキキ&ララの原画やグッズを集めた展覧会が開かれています。

 新見美術館で開かれている「マイメロディ・キキ&ララ展」です。  商品のデザイン画など原画300点と、これまでに販売されたグッズ442点が展示されています。

 マイメロディとキキ&ララは1975年に誕生しました。  サンリオの社内でオリジナルキャラクターのデザインコンペが行われ、当時20代だったデザイナーの女性社員が「どちらかが通ればいいな」と思い提出したのがマイメロディとキキ&ララでした。

 2つとも採用され、サンリオを代表するキャラクターになりました。

(佐田志歩リポート) 「こちらは1970年代に手描きでかかれたポストカードの原画です。約40年前ということで色あせた紙から月日を感じますね」

 会場では、時代とともに移り変わるデザインの変化を見ることができます。

 童話「赤ずきんちゃん」をモチーフにしたマイメロディは、誕生当初、赤の頭巾を被っていましたが、誕生の2年後にはピンクの頭巾に変わっています。  これは、赤ずきんがモチーフであるものの「ピンクのほうがかわいい」との声が社内で多かったからだそうです。

 一方、キキ&ララも最初は茶色の髪の毛でしたが、1970年後半にキキは水色にララはピンクに変わりました。  当時、このような髪の色をしたキャラクターが他になく、キャラクター界に衝撃が走ったそうです。

(佐田志歩リポート) 「こちらは今販売されている。キキ&ララのぬいぐるみです。そしてこちらは、約40年前に初めて商品化されたキキ&ララのぬいぐるみです。今と一番違うのはやっぱり髪の毛ですかね。一本一本毛糸で作られています」


 お弁当箱やシール手帳など、廃盤になり今では手に入らないグッズの数々は、懐かしくもあり新鮮でした。中には、昔持ってた!!なんてものもあるかもしれませんね。

 今回の展覧会は、美術館は敷居が高いというイメージを払拭し、幅広い年代の人に親しんでもらおうと企画されました。

(新見美術館/藤井茂樹 学芸員) 「敷居が高いイメージを持っておられるので、できるだけ柔らかいイメージを持っていただきたくて、みなさんに来ていただけるようなそういう美術館を目指して、今回の展覧会を開催することになりました」

 マイメロディ・キキ&ララ展は、7月1日まで新見美術館で開かれています。  5月4日には、新見美術館にマイメロディがやってきて一緒に記念撮影ができます。午前11時~、午後1時~、午後3時~の3回で、各回定員は40人です。

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