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端午の節句に向け生産ピーク 手描きにこだわったこいのぼり 岡山・和気町

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 5月5日の端午の節句に向けてこいのぼりの生産がピークを迎えています。岡山県和気町のこいのぼりメーカーでは手描きにこだわった製品が今年の一押しです。

 岡山県和気町の「徳永こいのぼり」はグループ会社と合わせると国内シェアが約45パーセントと全国トップを誇り、年間約20万匹を生産しています。

 最近売り上げを伸ばしているのは、小さなサイズのこいのぼりです。マンションなどなかなか外に飾れない家庭でも室内で飾ることができます。  展示場には他にも、端午の節句に飾る鎧兜なども展示されています。

 ピークを迎えた作業場では、従業員20人が鯉がプリントされた生地を慣れた手つきで裁断したりミシンで縫い合わせたりしています。

 今年の目玉の新商品は、「春光」です。  創業者の日本画家、徳永春穂さんのタッチを再現した手描き友禅こいのぼりで、昔ながらの色合いが特徴です。このこいのぼり、なんと1枚1枚手描きで生産していて、1枚描き上げるのに丸1日かかるため、数量限定の販売となっているんです。

 徳永深二会長自らが手描きで染めた後、高温で蒸し、洗うことで、線がくっきりと浮かび上がり、あざやかな発色になります。

(記者) 「通常の印刷ですと、こちらの網を使って印刷するため、このようにドットが出てきます。しかし手染めですと、このような味のある独特なぼかしが可能になるんです」

 徳永会長が目指すのは、印刷とは違う、手描きならではの表現です。

(徳永こいのぼり/徳永 深二 会長) 「10匹描いて同じようにそれぞれ全部いかないですけど手描きの要素を残して手描き感があるから量産品と違って「生きる」いうんですかね「生きた表現」ができるのはやっぱり手描き」

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