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実は全て鉛筆で描いた作品  天満屋岡山店で展示会 

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 テーマは「夜」。水面に映ったモノクロのバラは一見、写真のようなこの作品も鉛筆だけで描かれたものです。

 描いたのは香川県を拠点に活動している安冨洋貴さんです。2015年には高校の美術の教科書に作品が掲載されるなど、その描写力は高く評価されています。天満屋岡山店で開かれている展示会には16点が並んでいます。

(記者)  「これらの作品は2Hから10Bの鉛筆を使い分けて描かれています。このように大きなものになると制作に1カ月以上かかるということです。」

 安冨さんの作品の多くは「夜」をテーマにしています。静かな都会の夜を描いた作品。元々は真っ白な紙に夜の暗闇と店舗からもれる光を巧みに描いています。

 安冨さんは闇の中で、光に包まれた場所がかけがえのない「拠り所」に感じられることから「夜」を描いているそうです。また、安冨さんの作品にはよく、透明なビニール傘が登場します。目立った特徴がない傘でも雨をしのぐ最低限のバリアとして心を預けられる存在に感じられるそうです。

 この作品展は1月29日まで開かれ、27日と28日には安冨さんが会場を訪れる予定です。

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